イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

そうだ、小説家になろう!(差異を考える8/10)

2010-09-03 | 第一章「意識と知覚」
私には国語力に対する劣等感がある。原因は学生時代、特に中学校2年生をピークに悪かったことがある(通信簿にも担任の先生から言及が!)。しかし、人間は不思議な存在。こころの仕組みで防衛機制があるが、反動形成という極端に走ることがある。

 大学は工学部であったが、大学3年のときに友達(多くが工学部)と処女小説集を作った!きっと反動形成が原因なのだろう。当然私も未熟な小説(短編で未完という変なもの)を書かせていただいた。ただ、その小説は実力が無いけど、練りに練り作っただけあって、当時の自分が見事に凝縮されている。信じて見えるもの、信じないで見えるものの研究をする上で、現在も貴重な資料になっている。

 今、高橋源一郎氏の≪一億三千万人のための小説教室≫(岩波新書)を楽しみつつ読んでいる(これも、劣等感から、こっそり買ったのだろうか)。少し前に私が書いたブログ、≪一億三千万人のための生き甲斐の心理学≫と余りにタイトルが似てビックリしたところも。内容は小学生が小説を書けるように指導するための名著であり、私の(短編で未完という変なもの)しか書けなかった実力との差を見せつけられたようだった。

 しかし、こころの防衛機制もあるが、実際に小説を書いてみる・・・・を目指してみること、本当に大事なことなのだ。U先生が、数千年前のヒンズー教の名言≪人は考えた通りの人間になる≫を思わず思い出す。

 自分の見えにくい本音(魂かな)を現実化する。だれも教えてくれない、自分の道を歩む。

 カールロジャスのパースナリティ理論にも、第4の命題も≪有機体は、一つの基本的な傾向と渇望(striving)をもっている。すなわち、体験している有機体を現実化し、維持し、強化することである。≫(ロジャーズ全集 パースナリティ理論8 伊藤博訳 岩崎学術出版社)がある。とても不思議で、味のある命題である。

差異を考える 8/10(信じて見える世界 18/30)

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