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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

いざ、という時に活躍する人!(性格形成 2/10)

2010-09-07 | 第一章「意識と知覚」
学生時代の夏休み。気の合う仲間で温泉地に一泊したことがあった。その晩のこと、2-3名が急に腹の調子が悪くなり、どうも食あたりのようであった。私は運よく、体調は問題なかったが、その事態で機敏にAさんは対応し、病人の処置や旅館との対応にあたった。その一方、私は、茫然と何をしたらよいか判らない状態であった。

 Aさんは、普段物静かで、どちらかというと穏やか。Aさんの隠れた素晴らしい一面を見たようであり、また、自分の隠れた一面を見た一日であった。

 何で私はその時、逃避モードになってしまったのか。幼少時の出来事と結び付けたりした。幼いころに溺れかかった怖い経験があったが、その時はじっと待っていると父が来て助けてくれたのである。そんな経験の影響かもしれないと思った。昨日の例もあるが、カールロジャースのパースナリティ理論の9、10はこんな命題である。酷暑の中で、弱った胃腸を気遣い暖かい食事をとるように?脳の訓練にもなる命題である。難解であるが、幼児から大人まで、あらゆる人種、場合によれば仔犬やひょっとしたら宇宙人にまで適応できる命題かもしれない。頭の訓練をされたい方はお読みください。

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9)環境との相互作用の結果として、とくに、他人との評価的な相互作用の結果として、自己の構造(the structure of self)が――”わたくしは”もしくは”わたくしに(を)”の特質や関係についての知覚の、体制化された、流動的な、しかし首尾一貫している概念形成(conceptual pattern)が、これらの諸概念にむすびつけられている諸価値とともに――形成される。
10)いろいろの経験にむすびつけられている諸価値や、自己構造(the self structure)の一部である諸価値は、ある場合には有機体によって直接的に経験される諸価値であり、ある場合には他人から投射され(introject)もしくは受けつがれるが、しかし、あたかも直接的に経験されたかのように歪められたかたちで知覚されるものである。

ロジャーズ全集 パースナリティ理論8 伊藤博訳 岩崎学術出版社 p112~113

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そんな私であったが、7年前に会社を辞めてから、介護・福祉の訓練を受けたりし、いざというときの訓練を体験した(緊急時の救護など)。カウンセリング理論の中にも行動療法というものがあるが、実際に身体で覚えると、いざという時にに役立つようだ。変な個人的問題も乗り越えられる。実際に身近に起きた、事故現場で対応できたこともあった。やはり、事前の訓練は大切なのだろう。

性格形成 2/10(信じて見える世界 22/30)

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