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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ミドルエイジ・クライシスに負けないで!(性格形成 9/10)

2010-09-14 | 第一章「意識と知覚」
昔はミドルエイジというと40代-50代を言ったようであるが、最近は30歳代を取り上げることが多いようだ。確かに、自殺率の年代別推移を見ると、30歳台が右肩上がり(悪い意味で)で他の年代とあきらかに違った動きをしている(私の50歳代は逆に右肩下がりが顕著)。知人の話を聴いたりすると、30歳代は随分生きにくい時代になってきたようである。

 昔は、アフター5で先輩に連れられて良く飲みに行き、仕事のノウハウまでいろいろ教えてもらったが。そういうことも最近は少ない。昔なら、終身雇用で老後まで心配をしてもらったりしたが、今では自己責任の言葉で片づけられ、日本の和の文化はどこに行ってしまったのだろうと思う。

 派遣労働者もポピューラーになって、一面価値観の多様化の時代のようにも見えるが、会社の競争が販管費競争までの競争となり、冷戦時代とは一線を画した厳しい時代とも言えよう。マスコミの口調の影響か、クレーマーが何故か多くなり、対応も大変。年金も30代はもっと若年層よりましとは言え、今は期待できない。

 しかし、30歳代の方、ストレスいっぱいの話しは、あまり気にしないでください。世の中、どういう訳か暗いことを言うほうが受けるようですが(その為、つまらない情報が多いと思います)、実際は違います。

 生き甲斐の心理学の中で、ヒンズー教の名言がでてきます。≪人は考えた通りの人間になる≫。これは、本当だと思います。勿論うわべだけの浅い考えではいけません。自分の中にある、隠れた考えを引き出していく作業が本当に重要だと思います。①自分は何のために生まれたか?②生き甲斐は何か?③自分の身体、こころ、魂(霊性や生命でもよいですが)を大切にしているか? この3つの問いを問いかけ続ける。それが、意外に重要だと思います。

 蛇足ながら、 カールロジャスのパースナリティ理論にも、第4の命題≪有機体は、一つの基本的な傾向と渇望(striving)をもっている。すなわち、体験している有機体を現実化し、維持し、強化することである。≫(ロジャーズ全集 パースナリティ理論8 伊藤博訳 岩崎学術出版社)があります。

 もちろん、この話30歳代だけではありませんね。

写真は萩の花です(この酷暑の夏にもまけないようです。

性格形成 9/10(信じて見える世界 29/30)

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