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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

国際生物多様性年と視覚!(五感・体感を考える 6/10)

2010-09-21 | 第二章「五感と体感」
最近、国際生物多様性年という言葉を良く聞く。

 昨日訪れた多摩動物園でも、国際生物多様性年という言葉を時どき見かけた。そして、昨晩、家でBSハイビジョンを観ていたら、絶滅危惧種のケープペンギンなどについて報道していた。楽しいペンギンの話でもあるが、いろいろ考えさせられた。

 国際多様性年とは何かとか調べてみたが、そもそも生物の多様性とはと考え、以前に購入した本などをパラパラめくってみた。

 その中で、「眼の誕生」(アンドリュー・パーカー 草思社)という本があった。生命40億年の歴史で、約5億年前のカンブリア紀に生命のビックバンといわれるような時期があり、例えば動物門で3つしかなかったのが一挙に30以上になった。その理由はまだ良く判っていないが、何らかの環境の変化で、視覚が信じられないほど急激に発達し、瞼を閉じている状態(光の有無の認知)から、開けた状態くらいに進化したそうである。その視覚の発達が、生物の多様性を劇的に促進したのは、どうも間違いないようである。

 視覚の発達は、獲物の獲得と敵からの防御という二つの面に大きな影響をもたらし、それが多様性に向かうという。生物の本来持つ攻撃性と防御性を先鋭化したのだろうか。

 その不思議な視覚をもつ人間。愛すべき地球のためにも、自己肯定・他者肯定の多様性を認める存在であることが問われているのだと思う。

五感・体感を考える 6/10

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