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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

良心の育ち方!(五感・体感を考える 7/10)

2010-09-22 | 第二章「五感と体感」
生き甲斐の心理学で、性格形成として、エリクソンとロジャースが大切にされている。エリクソンは日本では発達心理学として有名であり、ロジャースはカウンセリング等で有名である。

 さて、自分の生育史を辿っていくと、エリクソンでいう5-7歳の目的志向性(自立心とか罪悪感がテーマ)の時期にアラスカで異文化に一年ほど、遭遇した経験がある。それはどういう意味があったのかとつらつら考えた。確かにこの一年は衝撃的であった。シャイな7歳の子供が、公民権運動前の人種のるつぼの文明に入り込む。意外と乱暴であるが、さばさばして個性を愛する文明でもある。また、厳しい環境もあり人情も深い。そこで、人の愛の深さを経験したり、反対に差別とか理不尽さも経験する。一年程度の経験であったが、今考えると良心(将来の自分のイメージ)に独特の育ち方があったのではと思う。

 例えば、高校生くらいまで、有名な進学コースを辿った(恐らくマスコミが産んだ表面的なものだろうが)。思春期になると、そんな自分に何か嫌らしいこころの動き(傲慢さだろうか)を感じ、悩んだ時期があった。自分のもつ傲慢さ、そして裏腹の自分への嫌悪感。それは、何かアラスカの体験に繋がっているかもしれない(勿論その外の影響も沢山あるが)。

 それが、大人になると外資系企業に就職したり、サラリーマンを辞めて、教育や福祉の世界に入ったりする遠因になっているかもしれない。三つ子の魂百までというが、人生の課題は意外な経験から生まれる。

 そして、それが知覚や五感・体感にも深く係わるのではないだろうか。私の何処かにアラスカ魂のようなものがあるのかもしれない。

五感・体感を考える 7/10

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