イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

生きのびる智恵1/2!(人生の危機を乗り越える 1/10)

2010-11-10 | 第三章「無意識の世界」
 昨日は東大寺大仏特別展に上野に行った。本館の前の≪ゆりのき≫の大木が黄葉し、美しかった。

 黄葉といえば、高校時代のことを思い出す。校庭に大きな銀杏の大木があり、美術の時間に絵を描いた思い出である。年に2回絵を提出するだけであり、あとは自由にいう美術の時間であり、絵を描かず、友人と楽しく語らったりが殆どであった。もちろん、提出期限が迫ると、当たり前だが慌てて絵を描いた。

 しかし、高校生の時代は、そんなのんびりとした一面もあるが、危機の時代であったと思う。高校紛争もあり、大学受験もあり、当時は結構悩んだ。

 さて、「生き甲斐の心理学」の研究課題で、今論文をたまたま書いている(まだ、提出できないのです)。そして、エリクソンの言う忠誠心の時代(13歳~22歳)は今さらながら、自分も危機の時代だったと痛感している。

 ただ、この時期は、多くの人にとっても、危機の時代だと思う。残念なことに、この時期に自殺した知人を何人か知っている。何かのちょっとしたことで、私にもそうした不幸に陥ったとも思う。

 危機をどう乗り越えるか。これは切実な問題である。そして、いろいろな方策があるだろう。≪生き甲斐の心理学≫からは、どのようなアイデアがでてくるのだろう。そんなことを今、考えている。

 自分の場合はどうか?意識できる問題もあるが、幼いころからの無意識の領域の問題もあった。無意識の領域の問題はボディーブロウのように次第に効いてくる。

 私の場合、恐らく、≪今、ここでの感謝・満足≫の世界に気付くことが一番だった。カールロジャースの第一領域の重要さである。

 美しい黄葉を見て心底感動する。そんなことがあったと思う。負の面ばかりにとらわれず、五感で感じ感謝し満足する。意外とそんなことが重要だった。早朝の明けの明星を見て感動する。田舎の葡萄畑で楽しく従兄弟と過ごした時間。空腹で食べた美味しい食事。爽やかな・・。そんな経験が、ポジティブに意識化され思想化されていく。そして、それが危機脱出と繋がって行く。

人生の危機を乗り越える 1/10

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