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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

希望の原型を思索する!(何で良い仕事ができるのか 5/10)

2011-01-04 | 第五章「和解と平和」

 エリクソンの8つの人格形成論のことをいろいろ最近思索しているが、この理論が自分がある時、何故良い仕事が出来たかを教えてくれることにも気づいた。

 エリクソンの理論は、0歳から2歳を≪希望、基本的信頼感、不信感≫。2歳から4歳を≪意思力、自律性、恥辱・疑惑≫。5歳から7歳を≪目的志向性、自発性、罪悪感≫。8歳から12歳を≪技能、勤勉性、劣等感≫。13歳から22歳を≪忠誠心、アイデンティティ、自己混乱感≫…といった風にそれぞれの原型が形成されていくとしている。勿論、敗者復活戦のように、その時期で上手く行かないものが、後日、何かのきっかけで芽生えることもあると思う(自分の例で考えて)。

 さて、0歳から2歳の≪希望、基本的信頼感、不信感≫。先日、多摩動物園に夕方行ったが、チンパンジーの母子が、背中に子をおぶって歩いているのを、沢山見た。0歳から2歳という記憶が怪しい時期でも、母の暖かい背中におぶられた忘れられない記憶がある。

 それと、1歳半くらいの時に広島の祖父母が東京に出てきて日光見物にも行った記憶が断片的にあるのだ。日光の仁王像の恐怖。そして、祖父母が与えてくれた太鼓に合わせて踊ったのか、そんな記憶の断片がある。心地よい太鼓のリズムは、突然の祖父母の出現と繋がり、希望とか信頼と何か関係するようだが、どうなのだろうか。 

 何れにしても、青年時代の自己混乱の時代、あるいは40歳ころの停滞の時代に、不思議な希望の窓を開け、生き抜くことの基盤となったようだ。そして、ネガティブな時代だけでなく、ふとした時に無意識的に力を与えてくれたこともある。希望は不思議な光のようでもある。

何で良い仕事ができるのか 5/10

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