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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

≪余白≫を大事にする傾聴!(傾聴を考える 6/10)

2011-04-06 | 第八章「魂と聖霊」

 生き甲斐の心理学を10年以上勉強し、傾聴とはどういうものかなど、だんだんわかってきた。

 傾聴には、どのように中長期的に展開していくかという視点も必要だが、その場での≪構え≫のような姿勢も大切である。≪構え≫は傾聴訓練表にあるように、無防備、共感性、受容性、間、理解力、熱意(これは、この3月にも触れたが)が対応するように思う。

 さて、この東日本大震災で思い出すのは、自分の6歳のころの心の傷がのちのちまで引きずった事例である。都心の通りを通学時幼友達と走って渡ることを繰り返していた中で、A君が眼の前で交通事故に会い亡くなったことがあった。このことが原因で、成人になってからも、車に乗ることが怖かったりした。

 その時の未処理の感情というか、そういうものが無意識の中に残り、結構自分を悩ましたのだ。

 幼いころのことであったが、両親や、学校等に傾聴、カウンセリング、心理療法の知識があれば、恐らく後で引きずることも小さかったに違いないと思った。

 その中で、もし、自分が幼い自分を傾聴する立場にあったら、敢えて何を大切にしたいと考えた。

 沢山あるが、傾聴訓練表の中の≪間≫、視覚的に言えば≪余白≫が大事だと思った。

 6歳当時、友達の死について、両親と話たりした。亡くなった友達のお母さまとも話をした。ただ、外見は元気な私のことを深く心配してくれる人は皆無であった。そして、私の身になって、私のこころの流れを気配りしながら、傾聴してくれたとは言い難い。

 傾聴は、相手の心で聴く。相手が深く考えていれば、当然、考えがまとまるまで待つ。相手が自分の感情を探していれば、明確になるまで待つ。思わず、言いたくなることを抑えてこそ、傾聴が成り立つ。優しく待つ。

傾聴を考える 6/10

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