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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

耐えられない試練は、耐えられる!(あなたとわたし 5/10)

2011-04-15 | 第八章「魂と聖霊」

 震災から一ヶ月たったとはいえ、余震が続き、テレビのニュースは被災地の惨状や原発のニュースを放送し続けている。身近な知人の故郷や親戚が大変な状態にあると、時どきお聴きすることもある。

 普段でも、私もそうだが、誰でも、問題を抱えているものである。人生の節目の問題、健康の問題、家族の問題・・・それに、今回震災で発生した実際的な問題(私の場合は、仕事の変化がある)が重なる。

 さらに、自他混合するように流される過剰な報道。こうした時、過去のつらい経験がかぶって、何か自分に耐えられない試練を感じ、先月の終わりころだったが、錯乱して変になる時があった。

 そんな中、私は回復したが、大震災の後は私と同じようにちょっとヘンになる方も多いかもしれない。

 そこで、自分がヘンだなと気づいたら(これができれば、もう殆ど大丈夫かもしれないが)どうするか?ちょっと考えてみた(次回の自分のヘンに対応するためでもある)。

 ①耐えられない試練も、長い人生今までにも幾つか経験された方も多いと思う。私もそうである。その最悪の時のことを思い出す。その時の体感を思い出し、今と比べる。まだ、最悪の時と比べ70%程度と思うだけで楽になる。

 ②今こころに浮かぶ問題を数えてみる。 問題を数えるとは、問題を分けることである。自分と他人の問題の分離。過去の試練が何となく現実と混合してるのを分ける。その中で、一つでいい大きな試練というような問題を選ぶ。これだけで、試練は随分耐えられるようになってくる。因みにこのプロセスは心理療法でよくでてくる、フォーカシングのプロセスでもある。

 ③今ここに集中して、体感を意識して問題を考える。フォーカシングでは、自分の感情や体感を意識するのだが、これは、今ここに集中することでもある。

 ④時には、優しく傾聴してくれる身近な人に愛の孤独を訴えよう。一人の時は神仏に祈る。

 ⑤もし、今回が自分の経験したことを遥かに越えた試練と感じたときは、「耐えられない試練はない」と信じてみよう。これはU先生のブログにありますが、本当に真理だと思います。

 ⑥少し、余裕がでてきたら、聖書のヨブ記を始め、先人の試練への知恵が沢山あります。宗教や哲学は意外にこうした時に力となるものです(まずは伝統的な宗教から入ったほうが良いとも思います)。私も、サラリーマン時代のある時期、そんな本やテレビをむさぼりました。

 先日、綺麗な夜桜を自宅への帰り道見ました。今年は、自粛ムードで花見で飲んだりする姿を見ませんが、はっとしました。今ここで、私と桜が繋がっているような気がしました。

あなたとわたし 5/10

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