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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛がへん!理想化と蔑視の間を揺れる・・・(愛の領域 5/10)

2011-05-16 | 第九章「愛」

 昨日は、府中の浅間山にキスゲを見に行った。東府中駅から歩いて15分くらいの所のムサシノキスゲを知ったのは3年前くらいである。カウンセリング勉強会の合間に訪れたのが最初であったが、地道な手入れのお陰で、毎年キスゲの群生が増大している様子が判る。

 キスゲはニッコウキスゲが有名で、私の好きな黄色い花ということもあり、とても関心があった。しかし、東京にも、この府中のこの一角にのみ生息している。長い年月がかかるのかもしれないが、大切に育み、東京の名物になればと思う。

2011-05-15府中 浅間山キスゲ

 (写真をクリックし、スライドショウでご覧くださいね!)

  さて、キスゲについてお話したが、最近の日本の政治に眼を移すと、総理大臣は目まぐるしく変わっている。1年前、2年前、3年前の総理は誰だったか意外と判らない(キスゲと大いに違う!)。調べてみると、2006年から毎年9月に総理が入れ替わっている。現在の菅首相も東日本大震災の直後という極めて大切な時期なのに、もう次期総理はという動きもあり、国際的にも残念ながらかなり信用を失っている。

 マスコミの影響が大きいのが一つなのだろう。就任直後は理想的な人というイメージ。その後、蜜月期が過ぎて、一年後は殆ど侮蔑・蔑視というような論調。国際的に日本の置かれている立場、国内的な状況など無関係のようだ。頭脳明晰なマスコミの方たちが何故このような振る舞いをするのだろうか?不思議である。

 でも、これと似たことに、臨床心理学で最近話題になる自己愛パースナリティの問題がある。

 これには、DSMでいくつか特徴が記されているが、中に理想化と蔑視の間を極端に動くという特徴が含まれている。理想化と蔑視の極端さ、それでもって心の安定を保つようだが、標的になった人は、余りの豹変ぶりに場合によって、深く傷つく。

 国全体が、自己愛の問題をもつのではなく、ムサシノキスゲを気長に育てるようになってほしい。

愛の領域 5/10

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