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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

いのちに立ち帰る!(愛の関係 10/10)

2011-06-20 | 第十章「今ここでの恩寵」

 ひつこい風邪をひいてから10日近くになったが、やっと、体調が戻ってきたようである。朝起きてからの感情や、A先生の気功を真似て、身体を動かした後の体感、ありがたいことにピシとしてきたようだ。

 昨日、久しぶりに賑わう高幡不動尊のあじさい祭りを楽しんだのも良かったようだ。

 さて、今日で第10章が終了する。ほぼ毎日書いて30日分で一章、300日分を書いて1サイクルである。時の経つのも早いもので5サイクルが終了した。その記念すべき日が今日なのである。

 U先生より、比較文化や比較宗教学で世界的な伝統のあるイギリスの心理学を学んでいることもあり、動物園にこっていたりしても、宗教のことを考えない日はない。

 そして、今日も、田中かの子氏の新装改訂版「比較宗教学」(北樹出版)の最初の章を読んでいた。宗教とは何か。哲学とは何か・・・これは、私が物心がついてからの謎である。科学と宗教は矛盾しないか。宗教と心理学の境界は?宗教、〜教は互いに排斥するのか?時には戦争の口実にされるのだろうか?危険なものではないだろうか?

 今、私は自分なりに回答をもっている。そして、その根本は1999年1月3日の体験に遡るが、そうした個人的なこととは別に、田中かの子氏は、宗教について非常にうまく言語化しているように思う。

 ・・・「宗教」を知るために「宗教」の定義づけはどこまでも控えて、「宗教」概念にとらわれない工夫を講じること。この逆説は、「名前」以前の「もの」に立ち帰る機会をつくる。立ち帰ってゆくのは、われわれ自身の「いのち」より他にはないだろう。・・・【新装改訂版「比較宗教学」(北樹出版)4ページ。】

 40億年の歴史をもつDNAに支配される自分の身体。長い歴史と成育史に影響を受けるこころ。そして、死後も存在する魂(私は信じているが)。そういったものからなる自分のいのち。そこに立ち帰ることが大切。私は実感をもってそう思う。立ち帰り、自分を知る(少しでもより深く)。

 カール・ロジャースの自己成長理論でも、回答は自分の中にあるという。これも、こうした考え方が前提にあるのかもしれない。

  愛の関係 10/10

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