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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

忍び寄るこころの危機を予防する!(こころの声 5/10)

2011-09-04 | 第三章「無意識の世界」

 ぞっとすることを経験することは人生でよくあるが、地獄と天国がそれこそ紙一重の差なんだと実感することは少ない。そして紙一重の差で助かり、その最大の恩人が心理学の知識であったと自覚したとき、私の人生の方向性は決まった。

 世の中、地震対策とかある種の災害対策は、意外なほど進んでいるようだ。この十年以上、東京での耐震強化工事をよく眼にしたものだ。そして、今回の震災でも力を発揮したのに違いない。

 しかし、こころの問題はどうだろうか?カウンセラーを育成配備する。カウンセラーに国家資格をあたえよう。傾聴ボランティアを増やそう。そんな動きはこの十年でいくつかあったが、何か線香花火のように消えていく(ように見える)。そして、例えば自殺者・年間3万人以上(東日本大震災より多い死者なのだ)の傾向は変わらない。

 こころの問題から発しての様々な危機的社会現象や深刻化は十年前と比べてどうだろうか。自分も人ごとではなく、危機一髪も経験した。それなのに、こうした危機回避の常道である、予防活動はどうか?

 かつての個人的な危機について語ろう。ただ、まだ詳細を語れる時期ではなく、抽象的にしか言えないことを予めお断りする。

 危機に際し、私は、生き甲斐の心理学を学び初めていたので、自分自身のこころの安定、さらに愛と信頼の傾聴で当事者の安定を図ることがある程度できた。それが全てであったかもしれない。危機の予防とは、意外にもそんな目立たないところだ。

 ただ、そのできるだけの安定がなければ、恐らく現実吟味力欠如と錯乱の中で事態は確実に悪化したと思う。

 愛と信頼の傾聴。他人は自分とは違う。他人は所詮、自分の思い通りにはならない存在である。その中で、危機を乗り越えるには愛と信頼の傾聴による一致が必要。それには、哲学・信仰も大切だが、心理学の知識も実に重要である。

 これから、ロジャースの6条件ときっても切れない縁のある、傾聴の6つ(これもたまたま6つ)を、自分の懐かしい危機回避を思い考察してみたい。

こころの声 5/10

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