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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

共感:コクリコ坂を観ながら!(こころの声 8/10)

2011-09-07 | 第三章「無意識の世界」

 昨日は、夕方妻とジブリの「コクリコ坂から」を観た。ジブリの映画は娘達が好きなこともあり、このところだいたい観てきた。

 今回は、1963年の横浜が舞台のようで、主人公たちよりちょっと若い世代の私であり、その意味で親しみがあった。

 俊と海の出会いの話であるが、微妙な心の動きが楽しかった。また、海から俊に、市電に乗るときに「あなたが好き」というときの、不思議な感情を考えた。言葉というのは、どのように発生し、そして人は縛られていくのか。生き甲斐の心理学では原初感情として、好き嫌いを大切にするが、この「あなたは好き」はなんだろう。

 自己表現の清らかさだけではない何かを感じる。この感情をめぐっての爽やかなストーリー展開とバランス。それが印象的であった。

 さて、カウンセリングとか傾聴の基礎、6条件の中で大事にされる共感について考えてみよう。相手の感情をとらまえる努力と言い換えてもよいかもしれない。相手の話を理路で追うのではなく、感情を中心に聴くポイントでもある。生き甲斐の心理学のテキストを読んでいくと、積極的傾聴法が紹介されている。テキスト32ページに詳しいが、「うん、なるほどと本気で傾聴し単純な受容を表明すること」等である。

 普通は、相手の話を途中で否定したり、自分の意見を述べたりするが、回答は相手の中にあるという考えで、相手が自分で気づいていくことを支援するための共感である。

 カウンセリングの基礎の話は簡単に言語化するのが難しいので、3つのポイント。①受容②純粋と一致③共感を今日まで呻吟しつつ書いてきたが、昨日U先生のブログに見事に、このあたりを、シンプルに書かれていた。ただただ、脱帽の名ブログであるので、こちらを是非ご参照ください。

こころの声 8/10

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