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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ときには魂の声を聴く!(こころの声 9/10)

2011-09-08 | 第三章「無意識の世界」

 今年3月に60歳(還暦)を迎えたが、以前から楽しみにしていたことがあった。

 エリクソンという、発達心理学で有名な学者の8つの人格形成論の最後のステップ、知恵、自我統合性、絶望感の年代に入る年なのである。この8つのステップは、年代的にみると、12歳までに4つ終え、あとは60歳までに3つ終えるようにゆっくりとなってくる。

 60歳という年は、自分の限界(身体他)を知り、世の中の限界も知りという具合に様々なことが見えてくる年かもしれない。

 特に私の誕生月には、東日本大震災があり、それ以降さまざまなことがあった。

 東日本大震災のあった月に、旧約聖書のヨブ記を読んだという知人が2人もいた。いつもは、すぐに行動にでるほうだが、なんとなくヨブ記をいままで読み返していなかった。しかし、先日「コヘレトの言葉」が良いと聴いたので、短いので(15ページに過ぎない)読んだ。

 読んでいるうちに、暗くなった。今、自分の経験していることを、うまく言葉に表しているような・・・ひょっとしたら、60歳をすぎて発動する絶望感?(このときは心理学を学ぶ学徒にとってはワクワクであるが)。そして、このコヒレトの言葉は、私にとって、ちょっと謎の言葉であっけなく終わる。その意味を考えるのがこれからの課題かもしれない。

 さて、聖書もいいが、やはり最近は、日本の記紀や万葉集に接することが多い。

 日本の古代(持統天皇を中心に)を生き甲斐の心理学を学ぶ上で勉強しているので、その時代に成立した3つの日本の知恵を大切にしているのだ。

 民族の神話を大切にすることは、自分を安定する何かに通じる。自分の中の個性のコアを知ることに通じるかもしれない。

 還暦を迎え絶望している暇はないかも。

 こころの声 8/10

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