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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

原発問題を「生き甲斐の心理学」で考える!(不安を観る 1/10)

2011-09-20 | 第四章「愛とゆるし」

  今日から、「愛とゆるし」のことを考えたいと思ったが、どうも今の自分の関心は別のところにあるようだ。
 
 人間の本質は不安感であるというのが、心理学の世界では定説のようである。そして、その中にあっても、現実にうまく対処し、明るく生きていくかが本当に必要な知恵である。

 私が11年学んできた「生き甲斐の心理学」はそうした心理学の知恵であると考えているが、関係者の中では有名な系統図があり、それを元に様々な現象に対応していくのだ。

 今回は、それをもとに、まず、現在の不安(ストレス曲線)から入ってみたい。そして、できれば30日で、出口の「愛とゆるし」に到達できたらなぁ・・・。

 さて、今の自分の不安感。これは何だろうか?

 いろいろあるが、その一つは原発問題である。放射能汚染による、みじかな人達のさまざまな影響や、自分の今後の活動にも考え込んでしまう。

 書店に行けば、原発問題のコーナーができていたり、FACEBOOKやツイーターでも原発に関する、さまざまな情報が流れている。

 そして、原発問題の情報に触れながら、気になる自分の不安感・傾向に最近気がついた。

 先日、テレビを見ていたら、戦後の原発行政について、かなり詳細なドキュメンタリーがあった。

 小学生のときに、学校のそばで馴染み深かった日本テレビのオーナーであった、正力松太郎氏が原発推進で活躍されたことだ。さらに、若い頃本から影響を受けた湯川秀樹氏が、その推進に反発した逸話にも。原発推進に湯川秀樹氏の知恵が生かされれば、どう変わったか。そんなことも想った。

 日本の文系エスタブリッシュへの反発。そんな、怒りが自分の中にある。これは、自分への不甲斐なさといったところからくる、感情転移もあり、それを差し引かなければならないが・・・そして、さらに、マスコミの力がますます低下する中で、より国民が原子化し、コンセンサス形成が難しくなる(当然日本の社会にとって負の面になる)傾向も感じたりするが。

 さて、そんな中、昨日も吉川英治の新平家物語を読み進めた。ちょうど読んでいるのは源頼政の叡山強訴での土下座陣である。平治の乱で唯一、源氏で平氏側につき、周囲から笑われたり、兎馬に乗ってさらに馬鹿にされても、しっかりと生き残っていく。

 果たして、今の日本に頼政はいるのだろうか?

  新平家物語を読みつつ、今日も自然体でいきたい。

不安を観る 1/10

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