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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

惑い崩れないで、立ち直る!(信頼力2/10)

2011-11-11 | 第五章「和解と平和」

 今日は11月11日、知人のブログで大震災から8ヶ月たったことを知った。時々仕事仲間と雑談すると、今年は時の過ぎ行くのが速く感じるという方が多い。私も11月という声を聴いても、何か9月ごろのような気がしてしまう。

 先日も、ディスクのトラブルで一喜一憂したが、どうも、いろいろ思い惑うと時の経つのも速く感じるのかもしれない。

 さて、今日は、昨日の続きでエリクソンの人格形成論でいう2-4歳の意志力、信頼、不信感について考えてみたい。幼稚園に初めて登園し、そのときに母が、そっと帰る後ろ姿を見て混乱し泣いた経験。

 疑惑感・恥辱は、どうも負のスパイラルが働き、一度陥ると、どんどん嵌っていく性格があるのかもしれない。底のない恐怖感も含有しているのだろうか。

 大震災のときに、余震で感じた不安。原発事故への疑惑感。ディスクを壊してしまった恥辱感。何か似ている。

 こういう現象は大きな問題への引き金になったりするのか、臨床心理学や生き甲斐の心理学でも、この対処方法への理論を用意しているようだ。

 エリクソンの意志力、自律性、疑惑感・恥辱の3つのポイントで考えると、疑惑感・恥辱を解決するのは意志力が関係するというように見える。子供の頃に夜のお使いを頼まれ、こわごわ行ったこと。こんなことも、今考えると良い意志力のトレーニングだったのかもしれない。

 フォーカシングという手法も日本では極めてポピュラーであるが、これも疑惑感・恥辱の対象を絞ったり、事態の成り行きの最悪と最良の姿を推測をするなど、より事態の真実な姿をイメージすることで、現実に向かう意志力を喚起するものとも言えよう。

 大震災の翌日だったか、生き甲斐の心理学の勉強会があって、その時に議論したが、事態の成り行きの最悪を明確化することで、私の場合はこころの健康状態が格段に良くなった。

 信頼力 2/10

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