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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

≪感情≫の理解が世界を拡げる、傾聴の神秘!(傾聴力 4/10)

2011-11-23 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 朝起きてから、寝るまでの一日。さまざまな出来事があったり、思考の流れがあったりする。しかし、忘れてはいけないのが感情の世界である。感情も一日変化するのだ。

 言葉は、神秘的である。その神秘を初めて感じたのは、中学生のころから始めた日記(青年時代にいつのまにか辞めてしまったが)。今、手元にないが(人生のある時期に燃やしたりしてしまう人が多いようだ、私も(笑))、私の日記は感情の記録に近かったかもしれない。

 言葉により、感情の理解を深め、自分に接近するのが日記なのだろうか。

 さて、傾聴訓練の中に大切にされる、理解力について述べてみたい。理解力は、相手の方の思考の流れなどに焦点をあてるのではなく。本人も気がつかないかもしれない、感情。それが傾聴のポイントの二つ目である。感情そのものの理解に努める!

 もちろん、相手の感情は通常なかなか判らないもので、自分の感情の流れも合わせて理解していくことも大切。

 心理学には多くの逆説があるが、相手の感情の理解は、自分の感情の理解(言語化・表現化の別の言いかもしれない)と深い関係がある。

 さらに、感情についての、ちょっとした知識も必要だ。私が日々、最も役に立っている知見は、とても単純で覚えやすい。それは、暗い感情はその人のもつ理想と現実のギャップから生じるという説である。

 ~べきである。~が良い・・・という理想(経験に基づく考えや時には周りからの刷り込みだったり)。そして、現実(ある現象の解釈からくるもので変化するものでもある)との差異。

 感情の理解は、感情そのものを感じることがスタートだが、うまくいかないことも多い。そして、その感情を起点として理想と現実をあぶり出すことから何かが変わって行く。

 話は戻るが、自分の感情や他人の感情の理解を深めていくことは、神秘的である。特に、変えられない出来事に遭遇したりしたとき(事実は変えられなくても、解釈は変えられるので、希望を失う必要はないが・・・)。

 傾聴力 4/10

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