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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

相手の機嫌と自分の機嫌に気に留める!(傾聴のポイント 2/10)

2012-02-18 | 第八章「魂と聖霊」

 観光旅行をしていると、様々な二人連れと遭遇する。夫婦やカップル、親子、友達・・・、仲のよさそうな微笑ましい二人、ちょっと険悪で喧嘩をしている二人・・・。まあ、人のことは良く分からないが、今回の旅行は妻と私の二人だったので、普段経験できない経験も!

 さて、傾聴も、二人の関係でなりたつ。問題をもっている人(傷ついている人)と、それを支援する人(カウンセラーや心理療法家)の関係である。そして、その二人で問題を解決していくのである。そして傾聴を学んでいくと、二人だけでなく一対多の関係も、そのノウハウを応用することができるようだ。講演会やプレゼンテーションにも応用できるんだなあと感じたのは、1月の心理療法家U先生の講演会の時でだった。

 二人の関係。お互いに無視する関係は、心の傷になるので論外だが、通常は、傾聴する側は、相手を心から大切にしようと決意するところからはじまる。そして、自己肯定ー他者否定(尊大、傲慢)ではなく、自己否定ー他者肯定(卑下、劣等感)でもない自己肯定ー他者肯定(愛)を目指す。

 二人の間の微妙な間合い。これは、傾聴訓練でいうと「間」の問題かもしれない。また、カールロジャースの「心理療法に必要かつ十分な6条件」でいうと、2番目3番目(クライアントと治療者に係る条件)に関係しているようだ。

 相手が、精神的に調和しているか、何か不安定なところがあるのか(簡単にいうと相手の機嫌か)に気を留める。同時に、自分も安定しているか、不安定かにも気を留める。そのポイントを忘れないことがとても大切。自分と相手の位置を知るのは、道に迷わないポイント(お互いに無視するようになるなど)のようだ。

 生き甲斐の心理学を勉強しても、傾聴の時に私が不安定で、相手のほうがよっぽど安定しているときもある。そんな時は素直に、自分の不安定を認めたほうが良いようだ。そして、相手をケアしたり、時に相手に自分をケアされたり。

 先日の二人の観光見学も、私はAを観たい。私はB・・・そんなちょっとした意見の相違や、道に迷ったりのハプニングもあった。そして、自己概念ゆえに見えない世界も、二人の会話の中で、すこし垣間見るチャンスがあったりした。観光の外に、自分を拡げる楽しみ(自分の愚かさに気付くことなども)も頂ける。

 ウィーン、ブタベストやプラハも古い町。東京もそうだが、道も微妙に曲がっていてとても迷いやすい。でも、良い思い出になった。

傾聴のポイント 2/10

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