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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

記念の写真をインターネットで発注する!(性格を考える 6/10)

2012-03-03 | 第九章「愛」

 一昔前は、大きなアルバムで大切な記念の写真を大事にしたものだが、ITの発達とともに、写真の扱いも随分変わった。特にデジタルカメラができてからは、パソコンにデータをためたり、CDやDVDに落としたり、時にはインターネット上の各種サービス(無料のサービスも)にしまったりする。

 私も、5-6年前にブログ用に携帯のカメラで写真をとることからはじめ、毎日のように写真を撮り続けている。気が付けばブログで登録した写真は、今では7000枚くらいになる。ただ、写真の閲覧はパソコンで見るので、プリントすることは随分すくない。

 もちろん、時にはパソコンに接続してプリンターで印刷したり、写真屋さんにSDカードを持ち込んでプリントしたこともあった。しかし、かつてのようにプリントにこだわることは激減していまった。ただ最近、パソコンを使わない人や、パソコンなしでの外出時にアルバムやプリントがあったらなと気になることが何回かあった。

 2月になり、東北にNPOの仕事で訪問したりした機会があった。やはり、プリントして保存しようということになった。新しいカメラで撮ったこともあり、どうプリントするのか(プリンター以外で)よく分らなからなかったので、近くの写真屋さんに電話してみた。その時にインターネットでパソコンから直接データを送るプリントサービスがあることを知った。写真の枚数も多かったこともあり、インターネットでのプリントサービスを調べてみると、画像プリントサービスがたくさんあることを知った。

 その中には、ネット専業プリント事業をされているところもあり、想像以上に安価に、しかもパソコン上から簡単に依頼できることが分った。そして、先日の中欧旅行で妻と二人で撮った。たくさんの写真を記念にプリントした。昨日、その写真が届き、アルバム作成作業をしている。感動の記念写真を昔では考えられないように味わったり、思索したり、お見せすることができる。

 さて、こうした自分の思考・感情・行動の流れを、最近味読している「愛と意志」(ロロメイ著、誠信書房)のエロス(性欲・イドとは、この場合一線を画し、創出性等の概念に近い)をつかって今日は思索した(ここから先は心理学にご興味のある方はご覧ください)。

 自分の記念写真やアルバムのイメージは私の幼少からの成育史の中で作られてきた。かつての昭和30年代の頃のアルバムの記憶、ITが進歩し、デジタル画像をいろいろ操作した記憶。そういった、過去の記憶が因果となって、写真屋さんにプリントしてもらおうというような行動につながる。

 一方、過去の因果にとらわれず、熱い情動が湧いて未来に向かって開くような思考・感情・行動もあるようだ。これはアリストテレスからの西欧の伝統でもあるようで、有名なエロス(キューピット)に結びつくようだ。エロスは情熱とともに成長するという(実際、情熱の神でエロスの兄であるアンテロスと一緒に成長すると、ハンサムな青年になったという。別れると童形に。)。

 エロスは愛の女神アフロディテと戦いの神アレスの子でもある。これは、愛(エロス)が攻撃と分かちがたく結びついていることを示してる。確かに攻撃的な要素があるかもしれない。自分の中の創造的破壊(ちょっと大げさかもしれないが)。でも、この創造的破壊は、世の中に進行するIT革命の流れと無関係ではないかもしれない。

 心理学やギリシャ人のエロスの考え、カトリック的に考えるとどうなるのか、日本神話の中だとどうなのか?イザナギとイザナミの神話で、黄泉の国を脱失したイザナギが、毎日千人殺してやるというイザナミに対し、毎日千五百人、子供を産ませると叫ぶ。すさまじい、国造りのころの日本のエロス。

 自分の中にも、エロスの血が流れているようだ。

 性格を考える 6/10

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