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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛の孤独ということがある!(愛 5/10)

2012-03-12 | 第九章「愛」

 幼いころの思い出は、人生を左右するところがある。

 自分なりの愛の理想も、よく考えてみると、幼いころのある思い出に繋がっていることも。それを、生き甲斐の心理学では愛の原型と呼んで大切にしている。さて、皆さんの愛の原型は何でしょうか?私も、何年も継続して考えている。3歳のころのAという場面。7歳のころのBという場面。40歳代のCの場面…自分の愛の名場面は、心のアルバムに何種類も刻まれているようだ。でも、その中で、今の自分の感情生活に影響を及ぼしているのはどの場面か、一番良いのはどれなのだろうか・・・

 ところで、なぜ生き甲斐の心理学では、こうした愛の原型を大切にするか?それは、現実にふと現れる愛の孤独感を考えるためである。愛の孤独感だけにとどまらないが、すべてのネガティブな感情は、自分の中の理想と現実のギャップから生じるとされている。

 この公式。感情=理想ー現実 を知っていると、自分の孤独感も理想と現実の解釈をもとにその原因を考察できるのだ。自分を振り返ると、自分の愛の孤独感ゆえに、さまざまな行動が生じてバランスを保つようだが、対処療法的ではなく根本的に考察するのは愛の原型の考察が一番かもしれない。

 A, B, C・・・愛の思い出はたくさんあるようだ。必ずしも人とは限らないかもしれない。孫娘は動物が好きなので、ひょっとすると飼い犬との思い出も原型の候補になったりするかも。それは個人個人によって違うだろう。

 しかし、現実の中で愛の原型ゆえに苦しめられるということもある(ふつう繋げて考えないのだが)。そんな時に、自分の愛の原型の解釈が変わると、苦しめられなくなることもある。それは、幼いころの思い出は、幼いころの知識をベースにしているからで、ある意味で思い出は成長しないケースもある。当時は違和感がなくても、今、大人の知恵から熟慮すると、ちょっと変かなとか思えることもある。

 さらに、自分なりに愛の思索を深めていくと(条件付きの愛より無償の愛のがいいなとか)、かつての名場面Aより、Bのがいいなとか、いろいろ愛の原型の解釈が変わってくる。これが、こころによい結果をもたらすことも。

 愛の孤独感を、愛の原型を変化させることで、実際に変えていくことも理論上可能なようだ。

 愛 5/10

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