イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

たくましく生きるポイント!(活発に生きる 6/10)

2012-06-28 | 第二章「五感と体感」

 先日、大学時代のサークルの先輩たちと再会した。中でもWさんは、海外に赴任されていて最後にお会いしたのがいつだったかも忘れるほど(おそらく20年以上?)長い期間をおいてであった。それでも、昨日会ったように打ち解けて(Facebookのお蔭もあるが)楽しく時を過ごした。

 このWさんだが、20歳台の学生時代に一冊の小説を紹介していただいた。アクショーノフの「星の切符」である。雪解けのころのソ連の小説で、若者の活動を描いたもので、星の切符とはコンピュータのパンチカードを裏から見ると、光のかげんで星のように見えるということから命名されていた。新しい時代を象徴しているような小説に私も惹かれた。

 実際、この小説にどの程度影響されたかは不明だが、その後、私は外資系のコンピュータ会社に入った。本の名前まで記憶しているのだから、影響されたのだろう。

 さて、そのWさんが、また本を一冊紹介してくれた。有川浩著「三匹のおっさん」(文春文庫)である。かつては「星の切符」のような青春を過ごした私たち?も、いつの間にかそれから40年還暦のおっさんに変貌。そして、小説「三匹のおっさん」も、幼馴染3人が還暦を迎え、地元の飲み屋さんをベースに、世のため人のために私設防犯組織をつくり、悪党を懲らしめるという楽しいお話である。読んで爽やかであった。

 孫や身内、そして地域の人のために生きる。還暦まで生き抜いた知恵とキャリアを出し、世のためにならないヘンチョコ悪党を退治する。実に、たくましく生きている人たちである。厳しい世の中、とかく被害者意識に安住しがちの私たち日本人であるが、しっかりと生き抜く鍵は、アイデンティティの問題だと判る。

 何のために生きているか?それを自問自答し、自分を生きてる人(アイデンティティの統合がされている)である。

 ちなみに、今「生き甲斐の心理学」で研究している持統天皇も、謀略や謀殺(日本史上最悪?)の凄まじい政界の中を逞しく生き抜く。私は小説家や歴史家が持統天皇の生きる力は何だったのか、その解釈の仕方に興味を持ち追っかけているが・・・

 *蘇我氏の血を引いている。その血を絶やしたくないという執念。

 *夫である天武天皇への愛、そして息子や孫を大切にした。

 *権力欲そのものに生きた。

 いろいろ考えられるが、当時としては長生きで58歳まで生きたという事実から、何らかのアイデンティティをもち明るく生き抜いたと考えられる。

 私も、一匹のおっさんとしていきよう!ワライカワセミもたくましくいきているし!

 活発に生きる 6/10

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