イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ウツ感情と幸福感のふしぎな関係!(感情から観たゆるし 1/10)

2012-09-03 | 第四章「愛とゆるし」

 暗い感情(錯乱感、ウツ、不健康感、怒り、不安・・・)はとかく忌み嫌われることが多い。

 ただ、「生き甲斐の心理学」を学んでいくと、暗い感情は明るい感情(統御感、幸福感、健康感、友好的感情、平安感)への重要な準備過程かな?と考えるようになってくる。本当の明るい感情は暗い感情の過程があってはじめてかなと。また、いろいろ感情を意識していると、明暗の感情どうしの意外な関係性に気づいてくる。

 私が40歳台のあるとき。それまで味わったことのない明るい統御感を味わったことがあった。その過程を考えると、何となく追い詰められ出口が見え無かった状況、そして自分では気づきにくかった錯乱感がふっと現れて、そしてみごとに裏返って統御感になる。

 そして、同じように、ウツと幸福感。怒りと友好的感情にも関係があるように思えてならない。脳科学など最近の他分野の知見はどうなのだろう?一時、アントニオ・R・ダマシオさんの「感じる脳」に夢中になったが、明るい感情と暗い感情の対応はよく判らなかった。

 さて、脳科学の知見はさておき感情と違うが、創造性の問題に同じような理論がある。一般的な人間の創造活動を非常にシンプルに表現した等価変換創造理論というもので、TRIZなどといっしょに現在、研究・開発機関でよく利用されている。私も不思議な縁でその理論を大学時代から知り、仲間と時々勉強している。

 その理論は、たとえば創始者の故・市川教授によると、自然界の青虫が蝶に完全変態するプロセスのようだ。青虫が成長し、蛹になる。そして、青虫時代のタンパク質がアミノ酸レベルまで分解し、生命として次の段階の蝶に再構成され蝶となる。蝶はみごとに生殖活動をし卵を産んで、次世代にバトンタッチする。青虫と蝶。この似ても似つかない生物が実は関係性があるのだ。

 発明等創造活動では、真空管が半導体がでてきて廃れていく過程で、真空管技術が魔法瓶を産んだりする。感情でも同じような等価性があり、ウツが幸福感、錯乱が統御感へ完全変態するのでは。そんな印象をもっている。皆さんの経験で、どう考えられますか?

感情から見たゆるし 1/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ  <・・クリック応援いつも感謝しています.