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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

新鮮な漠とした不安感を料理しよう!(ふれあいの訓練 2/10)

2012-09-24 | 第五章「和解と平和」

 不安感は、人生の大半を占めるといわれている。ゲーテは70余年の人生で、明るい感情を集めても精々一か月程度と言ったそうだが、別の観方をすれば、殆どが不安感なのだろう。

 ただ、この不安感は何故生じるかを考えてみると、『生き甲斐の心理学』では、不安感は理想と現実のギャップと説明する。さらに、無意識の世界というものもあるので、不安感も二重構造になるかもしれない。

 私の例でご説明しよう。

 社会人となって5-6年の20歳台後半のころ。

 かぐや姫が貴族や帝の利害得失の世界にどっぷりつかるように、どんな人(私のような?)も社会人になると、日常の利害得失に深く関わるようになる。当時はコンピュータの営業職だったので、様々なトラブル処理や営業成績に悩まされた。学生時代のかぐや姫のようにピュアな目も、利害得失の世界で曇ることも。しかし、この不安や悩みも一筋縄ではないことも多い。より理性的に、不安を明確化し問題を解決していくのは簡単でない。

 さらに、無意識からくる不安もあったようだ。代表的なのは、車を運転することからくる変な不安感。当時は私の所属する会社では、営業は社有車で移動していたが、私にとってはストレスそのものだった。それは私の生育史に絡んでいた。6歳の時、友達が交通事故で亡くなった経験が原因だった。

 幼いなりに現場で湧き起こった感情を、何か変に倫理道徳でこねくりまわし、それが原因で運転するときに変なストレスを感じるようになったのだ。感情の処理のボタンを掛け違えたと言ってよいかもしれない(昔はスクールカウンセラーなどいなかった)。

 以上が代表的な不安感であったが、その外にも、身体からくる不安感、魂からくる不安感など複雑に絡む毎日だったと、懐かしく想う。

 自分の本音を探る。

 『これでいいのだろうか?』

 それは、不安感の意味をより掘り下げ。理想と現実を明確化し、理想や現実の自分なりの変化へのスタートポイントになる。明日は、自分の本音を探る際の強敵について、ちょっと考えてみたい。

 ふれあいの訓練 2/10

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