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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

発病契機と心を支える人たち!(みんなの病理論 9/10)

2012-10-11 | 第五章「和解と平和」

  こころの病は、生育史による性格形成過程や①環境②老化③遺伝④自律神経⑤免疫⑥内分泌などとも絡み進行していくと考えられているが、突然病になるわけでもなく、必ず発病契機がある。それは、自力で悩みを処理できない時でもある。

 私も、自力で解決できない悩みには、たくさん出会った。そして、誰かのところに相談に行く。企業では組織的に解決する問題もあり、持ち込むことで、能力や権限をもった人に代わってもらうこともできる。ただ、個人的な問題の場合は訳が違う。問題・悩みに一番近く、そして混乱がなければ最適な回答を探せるのも自分なのだ。

 こうした悩みを打ち明けると、立場上説教する人もあれば、やんわりと説得する人もある、カウンセリングの知識をもっている人は、受容・共感・純粋と一致で感情の理解に力を注ぐ。緊急度の高い場合は、話をよく訊いてから混乱気味の私に指示をする人もあった。

 いろいろであるが、自分をどこかで信頼し、愛情のある態度で、批判や意見をいうのではなく、淡々と話を聴いてくれる傾聴は一度経験すると感動。そして、不思議に自分の回答に気付いたりすることも。

 これは傾聴とか、ロジャースの6条件といわれている方法で有名である。このブログでも最近では8月に書いた。興味ある方は『ゆるし』や『愛の孤独』等を参照していただくと嬉しい。そして、信頼できる傾聴の勉強会等で実際のやり方を身に着けると良い(私も12/2, 12/22・・・に計画中)。

 指示やお説教も時には有効であるが、個人的な問題で自力解決ができにくくなっているときに、傾聴を知っているかはとても大切。

 今日の一句。

 『批判せず 話をよく聴く 傾聴で 人を支える 愛で支える』

 みんなの病理論 9/10

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