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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

痛いことは良いことかもしれない!(みんなの病理学 10/10)

2012-10-12 | 第五章「和解と平和」

 まさか帯状疱疹とかヘルペスという病気に自分がなるとは思ってもみなかったが、実際になってみると痛かった!痛み止めの薬など、虫歯の治療でも最近は飲んだことがなかったが、随分お世話になった。

 痛み、実にはっきりとした病識であるが、ちょうど病理論を考えている時で病識のことをいろいろ考えた。

 病識のない中で病気が進行する身体の病気。心の病気も病識がない中で進行していくこともあるようだ。そして重篤な心の病になっても病識が無いことも。米国の映画でシャッターアイランドという映画難解だが2回観ていろいろ勉強になったことがある。誰が病気なのか考えこむ映画だが、病人に病識が無いことも一因なのだ。そして、病識に気付いたとき・・・

 心の病気は、昨日の発病契機を経て、適応不能(ストレス曲線を駆け上がる)、発病過程、症状形成と進む。詳細は『生き甲斐の心理学』の106~110Pを読まれると良いと思うが、私にも危ない時が2回くらいはあった。

 病識があれば気が付くが、発病過程などで本人の病識がない。実に困ったことである。ただ、本人から見た場合特徴的なことがあるのである。自分のストレス曲線(不安、怒り、身体症状、ウツ、考え方に問題(整合性、統合性))に気を留めることもなく、幸福曲線(平安感、友好的感情、健康感、幸福感、考え方の統合性)を願うこともない。感情に無頓着というのだろうか。そんな特徴である。自分の二つのケースもそうだった。

 それにも拘わらず、私の場合、正常に戻っていったのは、何だったのだろうか。周りに優しい人がいたことも事実であるが、22歳のころの体験に何か根差している気がする。当時、いろいろ悩み多き年頃であったが、虫歯が急に痛くなったのだ。そして、嫌いな歯医者さんへ意を決し行き、阿鼻叫喚?の中処置をしていただく。当然ながら痛みが無くなり安堵する。その経験の中で、どうも『今、ここで』の大事さを学んだようだった。

 就職試験で、好きな言葉を、「一瞬一瞬を大事にする。」とした。過去に不安を持つことでもなく、未来に不安を持つこともなく、今ここを大事にする。まあ、今ここといっても、判りにくいのので今日一日を大事にする。

 その時は「生き甲斐の心理学」を知らなかったが、大事にするとは、ストレス曲線に気を配ることなのだろう、そして、ストレス曲線の開放・プレゼントとしての幸福曲線を願い、意志することだろう。

 今日の一句。

 『知覚・感情 忘れてならじ 好転の きっかけ今ここ 身体と心』

 みんなの病理学 10/10

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