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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

邪眼ではなく慈眼になってみよう!(明るい感情 5/10)

2012-11-06 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 今は、「生き甲斐の心理学」の普及等で、あれこれ活動しているが、周りには支えてくれる良き人たちに恵まれ実に幸せである。直接的には「生き甲斐の心理学」に出会った、この12年であるが、良く考えてみると良き先輩とか仲間、時には仕事などで関係をもった人たちのお蔭だなと思う。

 最近、中沢新一氏の「大阪アースダイバー」など愛読しているが、私の6年の大阪での暮らしの恩恵に気付きしみじみしている。

 大学を出て社会人となり、仕事に就いたのは、大阪でのコンピュータ営業で。東京生まれで東京育ち(一年アラスカに行ったが)の私が、商都・大阪で営業。私を知っている人は、結構驚いたようだった。

 大阪は、ある意味実に厳しい。始めに気付いたのは、車の運転で、道路では割り込ませてくれない。値引き交渉は生活の一部。さらに、食生活も東京と違うユニークさ。・・・ただ、私の家は関西に縁があり、関西のノリが決して嫌ではなかったのがよかった。

 始めは、仕事も全くダメであった。多分、邪眼で信用されなかったのだろう。しかし、しばらくすると、周りから受け入れられるようになってくる。営業といっても、技術中心で、楽しく技術の話をすると、お客さんの眼が慈眼になる。そういう経験をつむと、自分の基調も慈眼になってくる。そして、なんとか仕事も軌道にのっていく。

 ただ、今振り返ってみると、大阪は厳しいだけではない独特の文化があったと思う。単なる算盤だけでなく、共存共栄(自他肯定)の文化がビルドインされていて暖かさがあった。邪眼ではなく慈眼の文化といってもいい。

 今の時代は、世界的な金融主義、グローバリゼーションの影響もあり、嫌に競争的(自己肯定・他者否定)になってしまった。その結果、共存共栄(自他肯定)が個人レベルでも社会レベルでも試練を受け変だ。

 だが、人間というか、世の中の本質は、単純なお金の追及ではなく幸福の追求である。

 ブータンの王様のように、慈眼をもって声高に国民の幸福を願うのは正しいのだ。まあ、私は身の丈に応じて、慈眼を意識することから始めてみよう。

 明るい感情 5/10

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