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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

螺旋状に上昇する生き方!(明るい感情 10/10)

2012-11-11 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 多摩動物公園では、入門してからアフリカ園や昆虫館に向かう道が坂になる。ゆっくりとカーブしながら坂道を上がるのだが、そこには様々な動物の足跡が道路に描いてあり、先日も孫も喜んでいた。

 スパイラル・アップとは、象徴的な言葉であるが、社会科学などでは良くつかわれる。日本語に訳する螺旋(らせん)状に上昇する・・・といった意味である。ある特定の目標をめがけて一直線に進むのが近道のようであるが、世の中、それでは成り立たないことが多い。

 子供でも(私たちと言った方が良いか)登れる勾配で、楽しく向かうのは螺旋が良い。直登コースは非現実的。

 「生き甲斐の心理学」を13年近く勉強してきたが、意識の世界と無意識の世界について学ぶ。意識の世界は、合理的でわかりやすいが、無意識の世界は、単純で合理的とは言えない。

 幸福といっても、幸福の条件は合理的であるが、幸福感は感情の世界で決して合理的一筋ではない。そして、この二つを観て行かないと幸福につながらない。

 感情とか五感とかは生命体(人間を含む)にとても大事である。朝顔の弦が光に向かって螺旋状に伸びたり、サボテンの花が不思議な弦を伸ばし咲く。人間にも同じようなところがある。

 高校生の時に、南伊豆を友達と泊りがけのハイキングをしたことがある。その時、私は地図を見て旅程を計画した(かなり合理的に一時間に4Km歩くとか)。ところが、山道はうねり、勾配もあり、途中林道もあったりで、夜になっても目的地に到着せず困った。運よく通りがかりのトラックに拾われて旅館に辿りついた。私の若気の至りである。

 それと同じことが、今の世間に起こっているようである。9.11、3.11、金融危機、自殺の増加・・・。そこまで考えなくても、私たちの身近にも様々な現象がある。合理的に分別で考え過ぎている・・・もっと、別の知が必要なのだ。

 私たちの祖先は、今より厳しい時代の中でも生き延びてきている。私が高校生だった時も、道に迷っても友達とワイワイ楽しく過ごし、助け舟も現れた。

 自分の狭い知だけでなく、別の原理を認め受容し、螺旋的な生き方をする。

 明るい感情 10/10

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