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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

インターネットの時代の人間関係!(のんびり自己実現 10/10)

2013-02-21 | 第十章「今ここでの恩寵」

 私はコンピュータに関わる会社に勤めていたこともあるので、他者とのコンピュータによるコミュニケーションの経験は長い。

 e-mailに触れたのは1984年(29年?)。ホームページを始めたのが2004年(9年)。ブログを書き始めたのも2005年(8年)。SNSを始めたのが2006年(7年)からだ。しかし、この2年経験したFacebookは強烈な印象で、それまでとは違う。

 システムが、生育史を切り口に設計されていて、また、実名登録が徹底していることもあり、自分の生育史に沿って様々な人達とネット上で再会する機会が増えた。

 小学生のころの友達、中学生のころの友達、高校生のころの友達、大学生のころ、社会人になって大阪でお世話になったころ、・・・不思議に増えていく。

 Facebookは今では世界人口70億人の中で10億人が登録しているとのことだが、さほど不思議に感じないくらい、よくできたシステムだと惚れ惚れする。

 ただ、道具は素晴らしく、多くの人とネット上で関わることができても、人間関係は今までの日常の延長であり、ミラクルは決して起きない(もちろん効率性とか経済性の恩恵は受けるが)。

 人間関係の問題は、「生き甲斐の心理学」ではエンカウンターの知識(10章)として勉強しているが、皆、悩む問題である。エンカウンターは、自分の本音を知り、自分の感情を知覚し表現する。さらに、自己主張をしつつ他者の本音も理解し、他者の一貫性を信じ自分の役割を果たす。こんな一連のプロセスに関わる知恵だが、結構重宝する。そして、この知識もネット時代でも、ますます必要だと思う。

 ただ、ネットの世界は、普通に会うのと違い五感・体感が制限されるので、変なストレスの原因にもなりがちだ。微妙なニュアンスは表現しづらい。そこで、たまには実際に会うなど、バランスをとる必要がある。

 最後に、こうして簡単にコミュニケーションができる道具が豊富な時代では、今まで以上に人間観が重要になってきていると思う。「生き甲斐の心理学」では、聖パウロの「人の身体は神の神殿」の思想を大事にしている。この思想は様々な人権思想にも影響を与え、そして生き甲斐の心理学にも影響を与えている。

 のんびり自己実現 10/10

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