イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

元気な人はなぜ元気か!(生き甲斐 1/10)

2013-03-08 | 第十章「今ここでの恩寵」

 10年前に長年勤めた会社を辞めた。そして、当時話題のグループリビングを実現すべく、福祉の勉強をはじめ、知人の紹介で某障がい者当事者施設でアルバイトを開始した。しばらくして、気がついてきたのは、障がい者のAさんの元気さであった。そのころはAさんは体調が悪化したので1人で車の運転はできなくなっていたが、車いすで福祉車両に乗り大活躍していた。

 その後、数年してAさんは体調をさらに崩し、床に伏す時間が多くなった。そして、還暦を過ぎたころ多くの人に見守られて亡くなられた。ただ、伝え聞くところによると、亡くなるまで元気に可能なことを探し活躍されたようである。胸が熱くなる。

 「生き甲斐の心理学」では、心の健康に対して、様々な知恵を提供しているが、やはり<生き甲斐>が心の元気の素という理論が骨格の一つであることは確かだ。不思議なことに、身体は不健康であっても、Aさんのように元気で心の健康感をもって活躍される方はいる。

 よく<生き甲斐>が無いという方にお会いするが、理論からすると<生き甲斐>はすべての人のそれぞれの中に隠れていて、それを発見するのは本人だけのようだ。そして、自分の<生き甲斐>を発見のために、3つのことを時折自問自答することが大事だとされている。

 ①自分は何のために生きているか?

 ②生き甲斐は何か?

 ③自分の魂、こころ(生育史)、身体を大事にしているか?

 Aさんは亡くなられたが、きっとAさんは天国でも忙しく<生き甲斐>をもって活躍されていると思う。

 (写真は、室生寺の奥の院(急な階段で有名な)でご朱印を長年書かれているNさんとご一緒に。ご高齢にもかかわらずNさんからも沢山元気をいただいた。)

 生き甲斐 1/10

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