イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

同じ現象に多様に反応するわたしたち!(傾聴 7/10)

2013-03-25 | 第一章「意識と知覚」

 昨日は私の誕生日であった。しかし、その日に限ってパソコンのメールシステムが壊れてしまった。年度末なので慌てる私を、ちょうど居合わせた家族が哀れに思って回復作業を手伝ってくれた。結局は、遅滞なくシステムは普及したが、いろいろ考えさせられた。

 パソコンのメールが使えないという現象でストレス曲線の階段(不安・怒り・身体症状・ウツ・錯乱)を上がる私。

 その現象を憐れみ、回復作業に手を貸す娘。それを傍で見守る家族たち(イヌを含めて)。

 ちょうど、読んでいた本に次の短歌が載っていた。

 「手をうてば鯉は餌と聞き鳥は逃げ女中は茶と聞く猿沢池」

 さて、傾聴では相手を理解することが求められている。この場合、今回のように専門用語が飛び交う問題もあり、私の苦悩のロジックを理解するのは困難なことが多い。しかし、傾聴では専門用語を理解するより、相手の感情を理解することを最も大切にする。

 私の感情は、私の固有の生育史から育まれている。幼いころのいくつかの衝撃の事件?(友達の交通事故、海で溺れそうになったこと・・・)の原型もあるだろう。パソコントラブルの経験もあるだろう。今置かれている状況もあるだろう。

 そして、そこから生まれる感情を、理解するのが傾聴である。

 そして、その感情を暖かく受容し、批判せず、そのまま傾聴していく。そうした理解の仕方のなかで、相手は落ち着きを取り戻し、自分の回答方法を見出していく。

 どんな現象(手をうつ、メールが壊れる・・・)でも、それに反応する人の感情は極めて多様だ。恐らく現在生きている70億人の人類、それぞれ全く違うだろう。それを理解するには、感情が近道。

 (写真は、猿沢池ではなく、佐紀盾列古墳群)

 傾聴 7/10

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