イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

何のために生きているのか?・・・この問いを意識する!(旅と真善美① 10/10)

2013-09-07 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 現世人類の歴史は約10万年ともいわれている。そして、何千世代かをアフリカを中心に生き延びていたが、ある時、東アフリカから150人の集団がアラビア半島に抜けて世界に散っていく。それが6万年前とも遺伝子の研究から言われている。

 それから、2000世代とかの命のリレーを経て、不思議なことに私は日本に生まれた!そんな長い歴史を持ち、この世に生まれたのだが、何の為に生きているのかは謎である。

 何の為に、どこに向かって生きているのだろうか?人生の初めは、両親を始め何かロケットの発射に似て、周りの環境が自分の方向性をセットしているように思える。しかし、自分の頭や身体で考えなければならない時期になると、方向性を自分自身で決め軌道修正していく。新たに生まれなおすチャンスの到来だ。

 何のためにいきるか?この問い掛けは、アイデンティティの問題の本質をついた、自分の方向性への問いである。それを意識するかいなかはかけがいのない人生をどうするかという問題につながる。

 そして、この問いかけが深まることで、幸福の条件の問題にも、幸福感の領域の問題にも、大きな安定(幸福曲線に乗る)をもたらすようだ。

 昨日は某所で、ある人と楽しく語り合ったが、その中でAさんの話がでた。私も面識がある方である。Aさんは、若い頃に大病になり、命をいつなくしてもおかしくない状況になる。しかし、その中で毎日、古今東西の古典を読み漁ったそうである。考えてみれば、古典の多くは、何のためにいきるか?という問題に係わる。2000世代とまでは言えないが、祖先たちの思索の果実の一部なのだろう。そして、その体験が困難を切り抜けてから役立ち、Aさんは大きな功績を残された。

 今日は、世界が騒がしい一日のようだ。オリンピック招致のプレゼンもあれば、シリア問題もある。こうした日に、これを他人の問題として見るのではなく、「何のためにいきるのか?」という自分のフィルターをとおしてみたらどうなるのだろう。

 旅と真善美① 10/10

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