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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分の血を思索する!(時の旅① 7/10)

2013-10-06 | 第七章「光と復活体」

最近、時々思うのだが、今の時代の人ほど日本のこころの原型を知る必要があるのではないかと。これは、とても切実な話である。今の時代は、あまりにも多様だった世界観を、グローバライゼーションといったなんとも不思議な単一の価値観に塗り込められるような風潮があるようだ。でも、考えてみれば、ごく最近のことで、二三十年前には個人情報保護とか発達障害とか....今問題になっていることは言葉すら知らない状態だった。そして、もう後戻りはできないと思うのだが、海外からやってきた文化の影響で、精神的に追い詰められることが多くなっているようだ。和魂洋才などと言っている時代ではないのだ。昔だったら、笑って済ましたことが、シリアスな問題になる時代だ。

日本の精神文化の特徴はU先生によると、いくつかの特徴がある。1. 穢れと禊。2. 恥の文化。3.甘えの構造。4.もののあわれ。5.侘びと寂。6.幽玄の美。

さて、日本人の起源に関する研究は、この十年位の遺伝子の科学の進歩等により格段に発達してきたようだ。約三万年から四万年前の期間に、アフリカを出立した現世人類が日本に初めて到達し、その後北や南、極東から何回かのタイミングで日本に到着する。オーストラロネシア、長江文明、黄河文明、などの影響も受けつつ縄文文化、弥生文化などが生まれる。そして7、8世紀には日本の原型が成立するのだろう。そんな中で、きになるのは先ほどの六つの特徴は何を起源に、なぜ定着していったかである。まあ、楽しみながら勉強を深めていきたい。

先日楽しんだ縄文土器。この文化の影響は私たちの血のなかにも見いだせるかもしれない。万葉集にも歌われた日本の奇習などの文化も、今でも、どこかに残っているように思える。源氏物語での悲しいヒロインの感情の流れも、最新作の映画にほとんどおなじように残っていたり。

心の文化を理解することは、人を大切にするために、とても重要だと思う。

時の旅① 7/10

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