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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛を思索する旅: 東京タワー・桑名!(愛を思索する旅① 4/10)

2013-12-03 | 第九章「愛」

 今週末に東京タワーの直下と言っていい某所で、「旅と生き甲斐の心理学」のお話をすることになっている。その関係で故・市川亀久弥先生の「破局からの創造」という本を読んでいたら、教育のお話がでてきて、理性的客観的な世界と同様に、実存的実感の教育の必要性を唱えられていた。そして、その中にはロジャースの心理学の話まであり驚いた。

 実存的実感の世界とは五感と体感の世界でもあり、感情の世界でもある。まさに、生き甲斐の心理学の世界について言及されていたのだと、いまさらながら知ったのであった。

 そして、実存的実感の教育という面で、死の教育の大切さを挙げていた。実存的実感を理解するうえで死の問題は避けて通れない。創造工学という観点から考えても、メメントモリ(死を想え・・というラテン語の言葉)は実に重要なのだ。

 さて、私は、この1-2週間の間に、東京タワー周辺の遠足?と伊勢神宮ー桑名・多度大社の旅をさせていただいた。まったく関係のなさそうな東京タワーと伊勢神宮であるが、後で知って実に深い関係があるのだ。

 東京タワー周辺は死の匂いが立ち込めている場所である(以前ブログでも述べた)。東京タワーは数百万人が亡くなった朝鮮戦争で使われ廃棄された米軍戦車を鉄骨に使っている。増上寺は徳川家の墓所の一つでもあるが、江戸時代に明暦の大火で10万人くらいの市民が被災したときも供養等で関係の深かった神社だそうだ。さらに、増上寺の裏鬼門には、芝丸山古墳という都内最大級の5世紀の前方後円墳があり、その上に稲荷神社がある。

 さらに調べてみると、増上寺の創建時はご本尊の阿弥陀如来は桑名から持ってこられたとのこと(現在の大殿の阿弥陀像とは別)。一方、桑名は北伊勢として有名。天武天皇・持統天皇という伊勢神宮と極めて強い繋がりがあるお二人が壬申の乱で戦ったとき本営のあったところらしい。そして、となりの芝丸山古墳にある神社は、阿弥陀如来を移動させるときに守護した明神様をお祀りしているようだ。

 東京タワーの大展望台には何と神社がある。祭神は天照大御神。先日、ちょうど夕方に訪れたときは大山の麓に太陽が沈み込、そして冨士山の影が写真のようにくっきりと浮かんできたのを眺められた。

 

 12月は死と再生の季節。週末の勉強会が楽しみだ。

愛を思索する旅① 4/10

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