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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛の原型に触れると元気になる!(愛を思索する旅② 7/10)

2013-12-16 | 第九章「愛」

 人生には辛い時期があるものだ。

 そんな時期のことを大切に考えるようになったのは、生き甲斐の心理学を学ぶようになってきたからだ。元気になるため、自分の身体を大切にすることは多くのひとが考えることであるが、合わせて、自分の生育史を大切にすることも実は大事なのだ。

 辛い時期のこと。普通は忘れたいようなことなので、余り考えないし口にも出さない。しかし、実は人生の至宝である。そして、そこから得られる知恵は大きい。もっとも親しんだ人は自分なのだから、当然かもしれないが。

 辛い時にどのように立ち直ってきたか。普通、いつの間にか立ち直っていくように感じるが、理論をもとに思索すると、そのメカニズムが分かってくる。理論をより血肉化するということもあるだろう。

 さて、愛の原型と五感の関係を先日思索した。きっかけはイチゴミルク味の飴をいただいて、口に広がった味から青春のある時期を思い出したからだ。

 青春時代に落ち込んだ時期。様々な暗い感情がうごめいていたはずの時期である。

 大学受験の予備校の授業の合間だっただろうか、売店で珍しい牛乳(当時は瓶づめ)を見つけた。オレンジ味のフルーツ牛乳ではなくイチゴミルクの牛乳だった。当時は、苺は練乳とともに潰して食べることが普通だったので、苺の魅力すべてを瓶詰めされているように感じた。

 そして買って飲んだ。イチゴミルクの甘酸っぱい味覚と冷たさが伝わり・・・シ・ア・ワ・セ・・・。恐らく、幼い頃に母が用意したくれたイチゴ、愛の原型に触れた瞬間だったのだろう。

 自分が愛された名場面の原型。それが愛の原型である。そして、それは昔の記憶なのだが、何故か五感と密接に繋がって鮮明に記憶されているようだ。そして、辛い時にでも愛の原型に触れることで、元気になれるようだ。

 写真の夕方のグラデーションがきいた空。実は宵の明星が輝いていたが、これも私にとっては愛の原型である。

愛を思索する旅 ② 7/10

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