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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

冨士山はイイネ!(愛を思索する旅 ② 8/10)

2013-12-17 | 第九章「愛」

 竹取物語に冨士山の話がのっているというとビックリする人が多い。しかし本当なのである。一番最後のところで、月に帰ってしまったかぐや姫に悲観した帝が、天に一番近い冨士山のてっぺんで部下の侍に、帝へのかぐや姫の手紙と不老長寿の薬を燃やさせる場面があるのだ。

 竹取物語の時代は、冨士山も噴火していたのだろうから、山で薬や手紙を焼くというのは、噴煙を視覚・臭覚でイメージし、かなりリアリティのある話だったのだろう。

 しかし、冨士山は今でも、何か素晴らしいもの、そして、死でさえ乗り越える崇高な存在なのであろう。この写真は春に青梅方面に行ったときに撮った富士山であるが、この2013年、いろいろなところで富士山を眺めた。地元でも眺め、足柄インターで眺め、・・・もちろん期待したが見られなかったことも多かった。朝熊山(三重県)からの富士山、東京タワーからの富士山(一度は見られたが)・・・

 そして、思うのだが、富士山は何か西欧のメメントモリ(死を想え)の考え方と同様に、私たちに死というか天というかを感じさせる。それも、近くに住んでいれば日常的にである。そして、富士山は生きる意味をどこかで活性化させ元気にさせてくれるようだ。関東人にとっては愛の原型というか愛の薬のような存在なのだろう。

愛を思索する旅 ② 7/10

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