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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

今も昔も大切な受容と愛!(旅の準備 ① 8/10)

2013-12-27 | 第九章「愛」

 私が生き甲斐の心理学を学び始めたのは、生き甲斐の心理学で心理療法やカウンセリングを学び、人助けに役立つのではということだった。しかし、学びを深めていくと、人助けもあるが自分助けの意味も実に大きいことに気がついた。

 不思議なのであるが、良いカウンセラーは自分自身にとっても他人にとっても、良きカウンセラーになれるようだ。

 そして、良きカウンセラーの条件は知識・理性だけの問題では決してない。以前、「英国王のスピーチ」という映画が話題になったが、その中に出てくるカウンセラー(療法士)は、地位も名誉もない中、著名な療法家を押しのけて指名され、そして、一国の運命を左右しかねない難問解決に貢献する。その鍵は、なんだったのだろう。

 他者を受容するということは、大切なポイントの一つだ。

 人は自分をどこかで愛してくれる人に対して、心を開いて行く。そして、自分のホンネを話しても、変なお説教や批判もせず、たんたんと聴いて理解を示してくれる人に癒される。もちろん、人は皆違うので、賛同というより自分の置かれた立場や感情・考え・行動に深く心を寄せるだけで充分なようだ。

 話は変わるが、今、縄文時代にこっている。昨日も都立埋蔵文化センターで縄文土器を眺めた。土器の文様や実に不思議で心を惹かれてしまうが、この土器(文様を含め)は時代や地域でずいぶん違うらしい。そして、ある研究者は不思議な現象に注目していた。それは、ある村というか地域の集団の中に、同時代の他の地域(例えば多摩の集団の中に東北地方の)の土器が混じっていることだ。

 これは、様々に解釈されているが、ある学者は、他の村?の娘が輿入れしてきたのではと想定している。今も昔も結婚は、不思議な出会いで遠方からの輿入れも想像以上にあったようだ。そして、文化も習慣も違う中で、今もそうであるように嫁を受け入れていく。もちろん、今もそうだが努力のいることなのだろう。

 他者を受容すること。これは、今も昔も、まったく違う人間どうしのドラマだ(深層心理学的には全ての他者は驚きの対象とも言われているからだ)。そして、上手くいかせるプロセスは、6条件とか受容とか言われているが、その元の元は暖かい愛なのだと思う。

 自分が愛されたように、他者を愛する。単純なようで真理なのだと思う。

旅の準備 ① 8/10    

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