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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

太陽と幸福感!(旅の準備 ① 9/10)

2013-12-28 | 第九章「愛」

 写真はクリスマスイブの夕方の日没である。南多摩の地でも、こうした神々しい景色が見られて幸せだった。

 現在の日本では、暮らしの中では意識していないと幸福感はなかなかつかめないように思う。多くの難題を背負う日本社会では、暗いニュースが実に多いこともある。そして、仕事で目標を追いかけたり、受験や就職で必死になったりで、自分が設定した幸福への条件獲得活動が世の中を覆っている。

 しかし、幸福感は別次元の話のようだ。いくら努力しても天気が悪ければクリスマスイブの入日は見られない。

 こちらの状態とは無関係なところに、ふと恩寵のように訪れるのだ。

    

 しかし、太陽は日本人にとって、恐らく数万年の歴史とともに幸福感を与えてくれたのだと思う。

 大湯遺跡をはじめ沢山の縄文遺跡、その中には太陽との関係も深いストーンサークルがある。もちろん東京にもストーンサークルはある。

 伊勢神宮なども、典型的な太陽との繋がりが強い。遷宮を始めた天武天皇・持統天皇陵の真東に、伊勢神宮があるのだ。また、太陽の通る東西の線上に、意外な神社がプロットされたりし、日本が古代より太陽を大切にしていたことが判る。

 さらに、5-6万年前に、遡ると現世人類がアフリカを出立したころを思い出す。最近の学説では、アフリカのバベルマンデブ海峡から紅海を渡りアラビアに向かったようだ。ちょうど東に向かって出立したのだからアラビアが東(日の出)、故郷が西(日の入)の方向になる。どんな気持ちで渡ったのだろう。

 太陽と幸福感。今度は大晦日の日没と初日の出だろうか。楽しみである。

旅の準備 ① 9/10    

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