イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

心を「こぴっと」元気にする思想!(心の健康度 ③ 9/10)

2014-05-11 | 第四章「愛とゆるし」

 昨日のU先生やKさんとの楽しい会話の中で、「花子とアン」の話が出てきた。蓮子さんが柳原家(皇族にも関係ある伯爵家)ということで、藤原北家にまで楽しく妄想しあった?!今の天皇家も代替わりはしたにせよ、伊勢神宮式年遷宮創設時の7-8世紀と同じような関係が続いていると思うと実に不思議だ。人間関係の世界遺産というものがあれば、すぐに認定されても良いかもしれない。

 さて、話は変わるが、人間関係に悩む人は多い。そして、中には嫌いなのに好きだと変な風に意識したり、愛しているのに愛していないと意識するという、心の奥と意識の不一致が潜在し、自分もまわりも不幸にしていくケースがある。自分の感情を正直にみられなくなる問題でもある。

 自分の感情を恐れず大切にするということが心の健康でも大事なのだが、どうすれば良いかは意外に教えてくれる人は少ない。自分のケースはやはり「生き甲斐の心理学」経由なのだが、やはり宗教とか哲学の分野が鍵だったと思う。人間は、どんな人でも美しい面、良い面はあるものの、汚い面や嫌な面は必ずあるものである。それを、全体として受容するというか愛おしく感じ接するには、人間観が実に鍵なのだ。

 人権を大切にするということは良く言われる。しかし、そこで終わるのではなく、何故人権は大切なのかと自問自答する人は実に少ない。私も、福祉や介護の修業をした経験があるが、その中で、このコアの部分を学校で教わったこともなければ、職場で教わったこともない。何となくムードで感じるだけでいいのでは?・・一理あるかもしれないが、どろどろの人間関係に陥ったときには、おそらく役に立たないだろう。

 人間は何か・・・この問いかけは、人類の長い歴史の中で多くの哲学者等により考えられてきた。人間の本質は何か、昨晩は時代も場所も違う二人の本を読んでいた。イタリアの聖アウグスティヌスと宮沢賢治の「マリヴロンと少女」である。そして、どんな人間の中にも神に似た聖なる何かがある。そういう直観というか人間観が大事だという実感を持った。それは回り道のようで、心をこぴっと元気にする鍵のようだと思う。

心の健康度 ③ 9/10

人気ブログランキングへ <・・クリック応援いつも感謝しています o(^▽^)o