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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

真善美からの忠告と利害得失からの忠告!(心の健康度 ④ 5/10)

2014-05-17 | 第四章「愛とゆるし」

 写真はつる姫の置物であるが、23年前に両親を含めて親戚で瀬戸内海の大三島に行ったときの記念だ。

 つる姫が何者であるか、殆ど知識が無かったが、今年になり「村上海賊の娘」を読むことで、伝説の鶴姫伝説を間接的に知ることができ、それから阿久根治子さんの「つる姫」を読んだりしている。

 実は23年前に大三島に行ったのは、父の闘病生活の合間の小康状態の時で、ちょうど夏休みの時期とも重なって、祖先ともゆかりのある大三島をはじめ芸予諸島を心行くまで楽しんだのだ。それから、まもなくして父は仕事で無理をしたこともあり急逝したが、父が記念に買った鶴姫は父にとって、どういう意味があったのか、その前後のことを含め時折考えてしまう。

 さて、父は私にとって、生育史上大きな影響を与えたのだと思うが、様々な記憶の中で、いろいろな父が登場する。思春期のころは、よく怒られたこともあった。当時は酷い父だと思ったこともあったが、時を経て自分が親になったりすると、父をより理解できるようになってくる。

 今朝、U先生のブログを読んでいたら、愛の領域の問題で、人には真善美からの思いや行動があり、また生き抜くための利害得失からの思いや行動があるという見方に感銘を受けた。

 自分のことを振り返っても、この二つの見方で思索すると、何か心が安定する感じなのだ。謎の自分の解決への一歩なのだろう。また、逆に父があの時、二種類のどちらで行動したのか・・・など考えることで、父をより理解できるようにも。

 つる姫伝説は、戦国時代の強烈な利害得失の時代にあって、何か別の真善美からのパワーを感じる伝説だ。

心の健康度 ④ 5/10

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