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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

江戸の暮らしと善悪の基準!(心の健康度 ⑤ 3/10)

2014-05-25 | 第四章「愛とゆるし」

 7月5日(土)午後に久しぶりに四谷で勉強会をすることに・・・そんなこともあり、昨日は東京のアースフィーリングを味わいたいと思い、皇居東御苑に行った。

 北の丸公園で車を駐車し、北詰橋門から東御苑に入るとすぐに江戸城天守閣跡。家光の時までかかって完成した天守閣であったが、4代将軍家綱の時に振袖火事があり江戸の6割以上が焼失したが、天守閣もつむじ風から真っ先に焼失したsそうだ。その後は、石垣まで再建したものの、補佐役保科正之のアドバイスもあり、建設途上で中止され、なんとそのままになったということだ。

 近くには、本丸大奥、本丸など歴史小説や映画などでお馴染みの建物もあったが、これも第二次大戦の時に焼失して、今は広々とした公園となっている。昨日は快晴で心地よい風が吹きわたり、実に爽快。外国人の観光客に混じりつつ、江戸城跡のアースフィーリングを堪能した(もちろん風水的には最高の土地なのだろう)。

   

   

 

   

 

   

   

 

写真はクリックすると拡大するので、皇居の東御苑を楽しんでください。

 さて、ここに来ていつも想うのは、今は広大な空き地となっている、本丸大奥や本丸のことである。後官3000人と言われる大奥も今は一夫一婦制となり何かピンとこないが、江戸時代はもちろん、昭和天皇の前までは、一夫多妻せいだったという事実もある。

 一夫一婦制の普及はキリスト教文化と関係が深いが、今読んでいる「キリシタン黒田官兵衛」でも、戦国時代に有名な大名がキリシタンになるが、その中でも大友宗麟や豊臣秀吉などは教義におおむね賛同しても、多妻制をあきらめられないため踏み込めなかったようだ(豊臣秀吉はその後バテレン追放令を出す)。

 心の健康度を示す、構成概念の問題は善悪の判断と密接に結びつくようだ。仕事や家庭でも、親しい関係になってくると、個人個人の善悪の基準の違いで結構右往左往する。一夫多妻も石炭王と白蓮さんの結構にもつながっていくが、日々のちょっとしたことで、Aさんは気づきもしないことが、Bさんが深く傷ついたりもする。それも、微妙な各自の構成概念(思い込みや思想など)の違い、善悪の基準の違いからだ。

 昨日は、皇居東御苑散策と前後して、四谷の歴史博物館に行ったり落合に行ったりした。どちらも新宿区である。そして、新宿区の観光案内などを眺める機会があったが、特に二葉亭四迷のことに想像を羽ばたかせた。二葉亭四迷は明治の作家だが、尾張藩上屋敷(今の市ヶ谷自衛隊)で生まれ、四ツ谷駅近くに旧邸があった。思わず「浮雲」(日本で初めての口語体の文学で名高い)をダウンロードして少し読んだが、驚いた。当時は文語体で書くのが当たり前の時代。その中で今でも違和感の少ない口語体の文書を出したのは大変だったと思う。自身を「くたばってしまえ」と嘲り、それをペンネームにしたとも。構成概念の中で奮闘する明治のお蔭で、今、私もブログを書いていることも、ちょっと不思議だ。

心の健康度 ⑤ 3/10

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