イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分に共感してみる!(心の健康度 ⑤ 4/10)

2014-05-26 | 第四章「愛とゆるし」

 昔、外資系大企業に勤めていた時、知識を単に増やす研修より、態度が変容する研修のが大事だ・・・ということを学んだことがある。これは、生き甲斐の心理学を学んでいても痛感することで、生き甲斐の心理学、現代の臨床心理学等はまさに、例えば「わかっちゃいるけど、やめられない」何かについて、新たな光をあてるお勉強だと思う。

 心理療法やカウンセリングについても、いろいろ学んだが、その真髄として、ロジャースの6条件、あるいは、それを端折って「受容」「共感」「純粋と一致」が良く言われる。これは、新たな光を得るに大切な条件なのだと思う。

 今日は、その中の「共感」について考えている。時に人は、自分の能力をはるかに超えた問題(と思われること)にぶつかる。こうした時、問題は、昨日の写真の石垣のようなイメージそのもので押してもびくともせず迫りくる。しかし、同じような経験をしても、大変だ!という人もいるが、幸いだ!という人もいる。これは解釈の問題でもあるからだ。

 それは、さておき、自分がこうしたときに、まず考えるべき知恵は「自分に共感してみる!」ことではないかと思う。押してもダメなら引いてみる。

 共感。これは、まず自分の感情・ストレス曲線(不安、怒り、身体症状、ウツ、錯乱)に気が付くことであり、その感情が湧気起こった原因としての、理想や現実に思いめぐらすことでもある。そして、理想や現実にだいたい集中してしまって、石垣のように堅くなって、どこか自分を責めるのをやめ、そんな自分に「がんばってるね」とか「そんなこともあるね」とか声掛けしてみるといい。一旦善悪等倫理道徳から離れ自分を自然に受け入れることは大事だ。

 これは、渦中にあればなかなか難しいが、親しい人の暖かい会話のなかや、神仏への祈りを捧げるなかで、ふと出来たりする。そんな経験を積んでいくと、自分への共感が上手になり、そして、その延長として他人への共感も上手にできるようになっていく。

 善悪そのものに固執せず、そんな境遇に陥った自分や他者に、ちょっとしたエールをあげることかなと思う。

 御濠の白鳥も優雅であったが、白鳥だけでなく、水鳥も亀も元気そうだ!石垣など眼中にないようだ。

 

心の健康度 ⑤ 4/10

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