イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

岩手の旅はよかった!(東北の旅 2/3)

2014-05-27 | 旅・雑記帳

二泊三日の東北の旅を終えて昨晩帰りました。

百聞は一見にしかずという言葉がありますが、実際に現地に行ってアースフィーリングを楽しみ、地元の人と会話を楽しんでいくと、今まで見えてなかったものが顔を出してくるようです。

また、今回は車を使っての気ままな旅であったので、先日書いた行きたいところリストと、実際に行ったところリストと比較すると、程よい変化というか遊びがあり、使用前、使用後のような変化を感じさせていただきました。

行きたいところリスト・・・

 平泉周辺: 高館・義経堂、中尊寺、毛越寺、平泉郷土館、胆沢城址

 花巻周辺: 羅須人協会、宮沢賢治記念館、雨ニモマケズ詩碑

 盛岡周辺: 志波城古代公園、小岩井農場、啄木新婚の家、陣が岡蜂神社

実際に行ったところリスト・・・(☆は特に感動したところ)

 平泉周辺: ☆高館・義経堂、☆中尊寺、白山神社(中尊寺内)、毛越寺、☆達谷窟毘沙門堂、厳美渓 (以上初日) ☆えさし藤原の郷、胆沢城址 (以上3日目)

 花巻周辺: ☆宮沢賢治記念館、宮沢賢治童話村、花巻温泉 (以上2日目) 

 盛岡周辺: ☆志波城古代公園、☆原敬記念館、遺跡の学び館、☆小岩井農場(以上2日目)、☆高村光太郎記念館・高村山荘(以上3日目)

この変化は、何か私の変化を象徴しているようにも思え、ちょっと感想を述べてみたくなりました。

一つ目は、北上川など川の印象です。「岩手ふしぎ旅」(荒俣宏・高橋克彦著)を旅行前と旅行中に読みましたが、素晴らしいガイドブックともいえ、とても参考になりました。平泉では真っ先に高館・義経堂に行ったのですが、北上川が綺麗に眺望できる場所で、雨がちょうど上がったばかりの美しい景色が見られました。中尊寺の金堂は当時の技術や資金にものを言わせての貴重な素材や工芸技術に驚嘆しました。象牙をはじめ世界中から、恐らく北上川などの河川の交通を駆使していたのだろうと想像します。日本の古層の海民文化を思わず見直してしまいました。

    

二つ目は、石の文化です。阿弖流為と坂上田村麻呂とが深い関わりをもつ達谷窟毘沙門堂を厳美渓に行く途中で発見して、訪れました。巨大な岩壁等は、日本人の古層の巨石文化を妄想してしまいます。

    

三つ目は、こうした文化の中での人そのものへの驚きでした。原敬記念館で今の政治家にはない何かを感じたのですが、宮沢賢治記念館でも石川啄木の影響とか、当時の時代背景などに興味津々でした。記念館の雰囲気の良さから、高村光太郎の記念館まで訪れてしまいました。以前フロイト記念館に行き実際に住んだ家とか遺品のパワーに圧倒されましたが、それと同じような感動を得ることができました。

 また、小岩井農場やえさき藤原の郷も、単なる観光スポットというより、背景に何か深いものを感じます。小岩井農場は、宮沢賢治の春と修羅にも詩があり、勿論今とは違う小岩井農場ですが、流れている柱というか、そういうものを感じます。えさき藤原の郷も、日本人のアイデンティティに関わるような凄さをどこかにもっているようでした。

 さて、2日目と3日目の朝は、開場時間より早く到着したのですが、どちらも優しい担当者に10分とかおまけをして開館前に入れていただいたり、特別の心配りをしていただき・・・感動しました。

コンビニでお酒を買ったときも、20歳以上の認証のとき「19歳ですが!」と冗談を言ったところ、結構楽しく話すことができました。岩手の人はいい人が多いですね!

明日は、アースフィーリングについて語りたいと思います。

東北の旅 2/3

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今日は東北に行ってきます!(東北の旅 1/3)

2014-05-27 | 旅・雑記帳

 急遽、東北の旅をすることに。実は別の用事で休暇をとったのですが、中止になったこともあり、急遽東北に。

 行き先は、最近興味をもっている宮沢賢治関連もありますが、阿弖流為や安倍貞任、奥州藤原氏、義経・・・の歴史に触れることもあり、さらに宮沢賢治の外にも、石川啄木や高村光太郎・・・若いころから思い出深い作家たちに所縁のある場所も。

 さて、芭蕉は日本各地を旅したが、何と言っても奥州の旅日記、「奥の細道」が最も有名である。

 芭蕉の個人的な想い等もあったのだろうが、私には普遍的な何か意味があるように思えてならない。高橋克彦氏の本によると、奥州は4回の中央政権との戦いに敗れたとある。そして、表面的には大和の文化が根付いているようにさえ見えるが、縄文や旧石器時代にまで遡る野生のかおりがする。

 現地を訪れて、「湧きあがる感情を観る」。先日もアースフィーリングのことを書いたが、恐らく東北は、アースフィーリングを楽しむ絶好の土地ではないだろうか。平泉をはじめ、そこで湧き起こる感情。それは、自分の中の、しっかり纏わりついた構成概念のセット(自己概念かな?)を変える起爆剤かもしれない。

 以下、行きたいところリスト。実際は、どうなることやら・・・

 平泉: 高館・義経堂、中尊寺、毛越寺、平泉郷土館、胆沢城址

 花巻: 羅須人協会、宮沢賢治記念館、雨ニモマケズ詩碑

 盛岡: 志波城古代公園、小岩井農場、啄木新婚の家、陣が岡蜂神社

 東北の旅 1/3

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