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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

江戸の仇討の物語!(心の健康度 3/10)

2014-06-19 | 第五章「和解と平和」

 江戸の仇討は3つ有名なのがあるらしい。そのうち赤穂浪士の討ち入りは日本人で知らない人を探すのが難しいくらいだ。皇居東御苑にも松の廊下跡があり、殆どの人が足をとめて見入っていた。

 誰でも知っている忠臣蔵であるが、実際に調べてみると、結構知らないでいたことが沢山あった。一つは、この赤穂事件の前に市ヶ谷の浄瑠璃坂の仇討という事件があり、その事件が組織的な仇討を実現しているなど赤穂事件の一つのリファレンスになっていたこと。さらに、何故事件が起こったのかなどの基本的情報が幕府側の隠ぺい工作があったのか、沢山の謎があることだ。

 しかし、この事件後に泉岳寺まで山鹿流隊列で47士が行進したことは事実のようで、想像を上回るたくさんの江戸庶民が沿道で拍手喝采をしたのは本当のようだ。一説によると、近くに住んでいた芭蕉や紀伊国屋文左衛門までも見物に行った可能性があるとのこと。

 この物語は、いろいろ脚色されているとは思うが、今でも私たちの心をしっかりつかむところがあるようだ。倫理道徳的には、今の世の中では受け入れにくいが、共感を呼ぶのは確かだ。

 私は、山もあれば谷もある人生の不思議さかなと思う。さらに、何かの想いを実現していく不思議さというのもあるのだろう。それは、身体の生死を越えた魂の物語かもしれない。

 しかし、日本人の特性でU先生の指摘している次の6つ。①幽玄の美②恥の文化③汚れと禊④甘えの構造⑤侘び寂⑥もののあはれ・・・みんな綺麗に入っているような気がしてくる。

心の健康度 ⑦ 3/10

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