イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

E.H.エリクソンの発達心理学!(地図と年表 2/10)

2014-06-28 | 第五章「和解と平和」

 年表とは違うが、人間の心理的成長に関する研究で著名なE.H.エリクソンについて、昨日はいろいろ考えた。エリクソンは先の発達の問題だけでなくアイデンティティの研究でも大変有名で、昨日は知人と、その問題について随分話し合ったりした。

 エリクソンの8つの人格形成論はU先生の生き甲斐の心理学では、とても大切にされていて、そのチャートは私も何百回となく観ている。しかし、エリクソン自体にはあまり関心がなかったが、この地図と年表で思い出し、どのような方だったかいろいろ調べた。

 1902年にドイツのフランクフルトで誕生する。1902年は明治35年(日英同盟がなされた年)で、この年にやはり生き甲斐の心理学で大切にされているカール・ロジャースも生まれている。日本では小林秀雄が生まれた年であり、前年に昭和天皇が生まれている。

 エリクソンは、両親がデンマーク人でユダヤ人であるが、誕生してしばらくして両親が離婚し父に関しては殆ど知られていない。また、北欧系の風貌のユダヤ人だったこともあり、二重に差別されたと言われているが、ウィーンでアンナ・フロイト(フロイトの娘)のウィーン精神分析研究所で精神分析の資格をとり、米国に渡り心理療法家としての能力も発揮しつつ、アイデンティティの概念など画期的な発見をしていく。

 エリクソンのような、複雑なアイデンティティを形成する環境の中で、アイデンティティが生まれることに、何か感動を覚えてしまう。エリクソンは1994年に91歳で亡くなるが、80歳の時まで著作をし人の心の理解に光を当ててきたと思う。写真は、ウィーン大学のそばのフロイト公園、近くにフロイトのウィーンでの住まいでもある記念館がある。娘のアン・フロイトやエリクソンもこのあたりにいたのだろうか?

 昨日も、知人と楽しい会話をしたが、心の健康を考えるときに、生き甲斐とかアイデンティティとかを日本では結びつけて考える人は少ない、しかし、その不思議な関係は厳然とある。

 そのエリクソンが研究した心の発達については次のWikipediaの記述を参考にされたい。今日はGoogleでウィーン時代のエリクソンをしのんで、ストリートビューで探索してみようか?

地図と年表 2/10

人気ブログランキングへ <・・クリック応援いつも感謝しています o(^▽^)o