イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

都心に行ったついでに東京歴史散歩!(地図と年表 10/10)

2014-07-07 | 第五章「和解と平和」

 昨日は、誕生祝いということでホテル・ニューオータニで楽しく昼食をとり祝った。実に楽しい会であったが、最近の江戸病?もあり、上智大学の前にある尾張名古屋藩屋敷後の碑、ニューオータニにある近江彦根藩井伊家屋敷跡の碑もしっかり見た。

  彦根藩井伊家屋敷跡の碑

  ニューオオタニから新宿方面を望む

 上智大学から市ヶ谷方面を望む

 このホテルニューオータニや清水谷公園周辺は、若いころはしょっちゅう通ったところであるが、紀尾井坂(清水谷公園周辺の紀州屋敷、上智大学周辺の尾張藩屋敷、ニューオオタニ周辺の井伊家屋敷)の位置関係や、明治11年の紀尾井坂の変の顛末なども殆ど頭に残っていなかった。しかし、今回、いろいろ調べてみると、何とも言えない気持ちになる。

 殺害された大久保利通の惨殺の様子。さらに殺害に加わった6名の死刑(斬刑)。それに纏わる流言や実態(大久保利通は8000円の借金を残してなくなり、家族を路頭に彷徨わせてはならないとのことで、募金等が行われたこと)に触れて何とも言えない気分になる。

 そんな、悲劇の場所を、殆ど知らないで通った私は何だったのだろうか?

 様々な思想や哲学あるいは宗教は、そのドグマ性で時に、何というか原理主義的になり、本来の理念と違って、とんでもない結果(殺害等)を引き起こすこともある。そして、悲劇を経験したものから、和平と平和をもたらす知恵の歴史も日本にもあるように思う。壬申の乱の混乱の後に、制定され記録された、「和をもって尊しとなす」(聖徳太子の言葉とされるが)という思想がある。これなどは世界の至宝かもしれない。

 あるいは、「生き甲斐の心理学」の基盤の人間観は聖パウロの「人の身体は神の神殿」という思想なのだが、こうした考えは欧米の人間観としてはポピュラーであり、NPOの思想や福祉・医療、人権思想にも大きく影響を与えているように思う。

 U先生の「生き甲斐の心理学」はあくまで臨床心理学の分野であるものの、ベースには比較文化論や比較宗教学が流れている。それゆえに、平和構築にも役立てることのできるのだと思う。

 今日は、少しハイになってしまったが、昨日はほろ酔い気分で、紀尾井坂を下って清水谷公園のほうには行かなかったのが残念。来週16日には、アースフィーリングを味わいつつ東京散歩をしようと思う。

地図と年表 10/10

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