イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

困難の中で心の自由を得ること!(ストレス曲線をバネに! ② 1/10)

2014-07-18 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 朝ドラ「花子とアン」もいよいよ白蓮事件に突入。これは大正10年のことだが、私の手元には大正4年発行の歌集「踏絵」がある。そして宮崎氏との出会い以前の悶々とした心の内を見事に表現している歌集だと思う。柳原白蓮さんの生涯はWikipediaなどで紹介されているが、そのうつうつとした気持ちは複雑で辛い生育史を考えると当然のようだ。

 わが魂は吾に背きて面見せず昨日も今日も寂しきかな

 世の中には苦悩ということがあると思う。自分のことを振り返ってもそういった時期はあった。努力して解決できる問題はまだいいが、他人が絡んだりして、まったく自力で解決困難な問題もある。

 こうした問題に遭遇して、一応問題が不思議にも解消した経験を考えると、それは心の持ちようが大きなポイントだったように思う。心優しい人(私も少しはそうである)は自他混濁の精神状況を起しがちで、その結果、自分の本音ですら観えなくなる。そして、自分の心の自由が、他人が奪ったわけではなくても消えてしまう。

 今の時代。周りを見回しても、自分の病気、家族の病気やトラブル、経済の問題、・・・様々なことに人は出会うようである。その中で、めぐり合う出来事を坦々と切り分け、受容しつつ(結構難しい)心の自由を保ち、飄々と人生を生き抜く人もいる。逆に、何かに囚われ自由を失い、どんどん呑み込まれるような人生を歩む人もいる。

 今日は、たまたま朝ドラの次にNHKの番組で渡辺和子さんが出演されていたが、大きな問題に遭遇したとき、自分は自分と割り切り、自分の役割に徹し、他者の問題を時に突っぱね距離を置く重要性もおっしゃっていたが、U先生の「生き甲斐の心理学」も同じようなことを大切にしている。物事の受容はなかなか難しいが、まずは、問題の切り分けが重要かもしれない。

 心理学者ロジャースの次の現象額的な命題は、自分は自分、他人は他人と割り切る根拠としても有名であるが、自分の軸をブレないようにするお守りのような命題として、私も大事にしている。

 「個人は自分が中心であるところの、絶え間なく変化している経験の世界(world of exprience)に存在する。」

ストレス曲線をバネに② 1/10

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