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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

白蓮さんの純粋と一致の感情表現!(ストレス曲線をバネに② 7/10)

2014-07-24 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 由木の神社や仏閣に行くと、山百合が目に付く。観光地の神社・仏閣と違い人通りも殆ど無いがちょっと派手に咲いている(首を垂れていることが多いが)。写真は大塚八幡宮で撮った写真であるが、はっとして写真に収めた。

 

 何故はっとしたかは、実に個人的な生育史にかかわり、私の場合は父と亡くなるちょっと前に実家のそばの岬にある神社と二人登ったときに眼にした山百合だ。元気な山百合と急な坂で息を切らした父の対比が目に焼き付いたのだ。

 さて、このところこうして自分の心の奥底の流れをウォッチングすることが多いが、こうした心の動きをキャッチし、それを純粋と一致で表現することを今朝は思索している。昨日の「花子とアン」ではないが、腹心の友の和解をはじめドラマの全体も、名優さんの純粋と一致というか共感力というか迫力ある演技で盛り上がっているように思う(心理療法やカウンセリングでも純粋と一致は重要な要素)。

 白蓮さんを演じている、仲間由紀恵さんの表現力にはただただ驚嘆していて、今私の手元にある、白蓮さんの「踏絵」(柳原白蓮著)を読んでいくと、Wikipediaの顔写真の白蓮さん(大正3大美人)を想いうかべるのではなく、仲間由紀恵さんの演じる白蓮さんを想いうかべてしまう。人間は理想と現実を取り違いたり、自分と他人を取り違えたりする錯覚まみれのところがあるので、そんなものかもしれないが、役者さんのパワーにひたすら驚嘆する。

 尚、純粋と一致は実に難しい概念で、心の健康尺度のプロセススケールとか、いろいろな概念と密接につながっているようだ。ところで、次の白蓮さんの歌(踏絵)を読んでいた時に、何となく、次の歌の月が純粋と一致と繋がりがあるかなと思ってしまった。ロジャースの人格形成論にあるが、個人こじんの傾向と渇望が一人ひとりの人生に大きな影響を与えるのだろうが、その傾向と渇望の道を歩む時に、感情と共に純粋と一致が近づいてくるようなのだ。

寝台車窓かけ少し引きて見れば月は寂しく吾と共にくる

恐らく、東京から寝台車に乗って白蓮さんは九州に向かったのだろうが、その時の悲しみというか違和感を純粋と一致で歌っているように思うのだ。しかし、今日の宮本さんとの駆け落ち生活。大変だとはいえ、この違和感は見事解消したかもしれない。九州から東京に向かう寝台車の中で、白蓮さんはどんな月を見たのだろうか。

ストレス曲線をバネに② 7/10

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