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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

夏休みの宿題を思いだす! (ストレス曲線をバネに③ 6/10)

2014-08-02 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 今朝は、久しぶりに富士山が見えた。ちょっとぼんやり霞んでいたが、まわりの白い雲や木々の緑・・・夏をめいっぱい感じてしまう。

 さて、昨日は午前中、東京都立埋蔵文化センターにまた行き沢山情報を仕入れてきたが、夕方は多摩市の稲荷塚古墳周辺を散策した。大栗川沿いにも、有名な稲荷塚古墳、臼井塚古墳、中和田遺跡・・・堀之内周辺の横穴墓古墳がある。

 今回は、7世紀中ごろの極めて珍しい八角墳だった稲荷塚古墳が目当てだったが、高貴な稲荷塚古墳の埋葬者の近親者の墓ともいわれる臼井塚古墳も確認したかったからである。運よく、それらしい祠(ご個人の土地の中にある)が道ばたから覗き見ることができてうれしかった。

    

 そして、稲荷塚古墳は実に珍しく高貴な八角墳なのであるが、U先生からの「生き甲斐の心理学」の課題の持統天皇(同じ八角墳)の宿題を思い出してしまった。稲荷塚古墳=>持統天皇=>宿題の提出。不安感といっても何か劣等感が含まれているようなのだ。

 不安感を、さらに分類してエリクソンの8つの人格形成理論のネガティブな感情と見比べると意外な発見があるとU先生に教えていただいた。8つの分類とは、①不信感②恥辱・疑惑③罪悪感④劣等感⑤自己混乱感⑥孤立感⑦停滞感⑧絶望感

 今回は劣等感。これは生育史では技能(Competence)の時期、さらに対となるポジティブな感情は勤勉性。

 劣等感は、生育史の中で育まれてくる感情なのだが、それは意外に深い意味を秘めている。ふつうは、自分を攻めたてるようで観たくないと封印したりど防衛機制を働かせてしまうが、ちょっとその前にこの劣等感の意味を考えることが大事。劣等感を思い出すだけでなく技能と勤勉性のことを思い出すと視界が開ける。

 確かに、自分の劣等感に当惑したこともあった。しかし、若いころは特に「生き甲斐の心理学」の知識がなくても乗り越えてきた部分もあった。コツコツとやる中で、技能や勤勉性に眼を向けることで劣等感から抜け出す。夏休みの宿題。楽しい夏休みの眼の上のタンコブのようで、結構たいへんだったが、見方を変えると劣等感がバネとなり何かを身に着けた経験)。劣等感は、その意味で生きるに大切な感情なのだろう。

ストレス曲線をバネに③ 6/10

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