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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

友好的感情を育てる!(幸福曲線を辿る ② 7/10)

2014-08-24 | 第七章「光と復活体」

 写真は、夜の多摩動物公園に行ったときに、昆虫館の近くで撮った写真である。カラスのつがいを観る良い機会であった。

 

 さて、幸福曲線は平安感を含め5つ定義されている。その二つ目が友好的感情である。あなたと私の関係で、友好的感情を得ることは、決して簡単ではない。先に紹介したが、アイデンティティの統合、防衛機制からの解放、そして、現実吟味力が正常なことが大切だが、友好的感情はある種の観念・思い入れがあると得にくいともいわれる。

 夫婦は仲良くするものだ。姑嫁関係は良くすべきものだ。親を大切にするものだ。・・・まあ、そんな倫理道徳が強いと、本当は嫌っていても、防衛機制の具合からか、理性・観念で捻じ曲げて本当は嫌いなのに好きだと思いこんだりする。

 なかなか難しい問題だが、解決の一歩を「生き甲斐の心理学」では、原初感情を意識してみようとアドバイスをする。好きか嫌いか。怖いか怖くないか。自然体を意識して、自分は本当は好きなのか嫌いなのか・・・こんなことを意識することが大事なようだ。感情は実に正直なもので、それを基盤に思索し行動していけば、どうどう巡りから抜け出せるかも。

 因みに、好きか嫌いか、怖いか怖くないか・・・倫理道徳は別にして、結構変わるものでもある。写真のカラスのペア。長い時間一緒にいたが、カラスに感情があるとすると。好きか嫌いかの感情は、どんな風だったのか興味があるものだ。微妙なしぐさに何か感情が隠れているようにも。

 今朝、テレビで丹頂鶴のペアの映像を観たが、カラスのペアも意外に美しいものだ。

 因みに、嫌いという感情を感じたら、自分や相手が悪いと思うのではなく、自分の理想と現実のギャップの差が嫌いという感情だと考えるのが王道だ。そして、自分の理想を低くできないか、自分の現実把握が適切か。自分と相手が上手くいくには何が必要かなど考える。そして活動していくと、ふと嫌いが消えることが経験できるだろう。

 深く、嫌っている場合。だいたい何をしても変わることは難しいものだが、不思議に努力している中で恩寵のように瞬間的に解決されることもあるようだ。嫌いが好きになるというケースは神秘的な領域のようだ。もちろん、そんなにうまくいくケースは少ないかもしれないが、感情をベースに思索し、それに引きずられないように対応し自他肯定的に生きることは大事だと思う。

幸福曲線を辿って ② 7/10

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