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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

お父さんは心配性!(魂で感じる ② 4/10)

2014-11-23 | 第十章「今ここでの恩寵」

 生き甲斐の心理学を学ぶことで、自分の中に湧き起こるヘンな暗い感情のいくつかは消えていったが、中には消えないものもあった。U先生に、自分が生まれた時代の影響とか、そういうものが馬鹿にできないことを教えていただき、いろいろ思索したものだ。

 私の生まれたときは以前もお話したが1951年。朝鮮戦争の真っただ中。さらに、サンフランシスコ条約締結、日米安保条約締結という、現代日本の性格を決めた時期でもあった。敗戦の意味が意識的、無意識的に定着し時代の不安を形成していたようだ。そして、人の性格の根幹になるような0-2歳という時期(殆ど記憶のないが)を、このような環境で育つことで、きっと性格形成に大きな影響を残したのだと思う。

 それが私の心配性と関係があるか否かは断定できないが、私にはやや過度の心配性の傾向が幼いころからあった。ちょっとしたことで、疑惑感が起こり、ときにそれが渦を巻き混乱に拍車をかける。まあ、小学校、中学校、と年を重ね、そのヘンな傾向が減じていったようにも思うが、社会人になっても少なからずあり、それが長所として働いたり、短所として働いたりもした。長所は、普通の人では気づかないようなことを感知したりして、未然に問題を防ぎ大きな成功に結びつけたりするが、短所として働く場合は、考え過ぎて微細な問題に立ち入り過ぎ、時には判断不能になる。

 私は、社会人になってから、営業の仕事と企画やマーケティングの仕事の経験が多かったが、例えば、営業の仕事をするとき、心配性は割り切り方という別の次元の能力と補完し合うと最強で良い成績を上げたりする。一方、何かそのバランスが崩れると、優柔不断で微細なことにこだわり墓穴を掘る。今思えば、自分の心配性とどうつきあうかで、仕事もうまくいったり、そうでなかったりしたようだ。

 エリクソンの理論だと、疑惑感は自律性と深い関係を持ち、意志力{気合かな)強化で解消するところがあるようだ。私の心配性も割り切りの問題と裏腹だったことが理論的にも言えるようだ。

 自分の性格でヘンになるのではなく、それをプラスに転じて生き抜くために、生き甲斐の心理学の知識は役にたてると思う。

魂で感じる ② 4/10

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